「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

【ベトナム・ハノイ】二つの水上人形劇(ロータス水上人形劇場とタンロン水上人形劇場)をはしご

ロータス水上人形劇場"Lotus Water Puppet Theater"

散策していて偶然に出会ったロータス水上人形劇どんなところなのでしょうか?

開場の時間になり、入館します。ツアー客が多い様子で、劇場の前には観光バスが停車していました。レトロな建物も魅力的。昔ながらの建物なので客席が狭いですが、それもいい味出しています。アオザイを着たスタッフが座席まで誘導してくれました。

座席はほぼ満員。一人席なので直前でも入館できましたが、二人以上だと厳しそうです。

時間になると、まずは演奏スタッフがステージの両脇に並びます。

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中央の水の張ったステージで、音楽にあわせて、人形がカタカタと動きます。動物の人形もありました。ひょい、ひょいと結構激しい動きも見せてくれます。見せ場では花火も使っており、子供でも楽しめそうです。セリフは無いので、言葉がわからなくても問題ありません。一番よく似ているのは、バレエかな?劇の内容はコミカルな内容が多いです。短い劇が連続して行われます。

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お土産に人形劇が収録されたDVDがいただけました。ギフトショップでは、人形も売っていました。

タンロン水上人形劇"Thang Long Water Puppet Theatare"

とっても面白かったので、もう一つ、別の水上人形劇もはしごしてみることに。

ガイドブックで一番大きく出ていた、タンロン水上人形劇"Thang Long Water Puppet Theatare"に行ってみます。

どちらの劇場もホアンキエム湖のほとりにあり、徒歩10分ほどで移動することができます。到着すると、開場を待つお客さんでごった返しています。先程の個人のお客さんが多い様です。一人席が最後の一つ残っており、直近の会に入ることができました。自動販売機があるのですが、販売終了時間が迫っていたせいか、うまく購入できず、窓口で購入しました。

当日券はほとんど売り切れ状態でした。翌日の券も購入できる様子でしたので、二人以上で観劇を予定している場合は、事前予約した方が良いと思います。

ロータス水上人形劇よりもタンロン人形劇場の方が規模は大きい。

 

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待合室には水上人形劇の人形が展示してありました。お土産に購入することもできます。(大きいので持ち帰るのに苦労しそうですが、、、ロータス水上人形劇でも販売していました。)

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楽団の規模もタンロン劇場の方が大きいです。劇場の横にスクリーンがあり日本語で説明が表示されます。劇の内容はロータス水上人形劇場とほぼ一緒でした。少しステージが大きい分、人形の数が多いかなという程度です。古典的な演目で型があるのかと思います。

バレエに例えてばかりで恐縮ですが、白鳥の湖を違うバレエ団が演目しているのを見たといった感じです。人形の劇自体は、どちらも迫力あって面白いものでした。

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2つの人形劇に満足してホテルへ歩いて帰りました。時間が遅くなったので、若干交通事情はましになっていたのか、来た時よりはだいぶラクに帰ることができました。

ロータス水上人形劇とタンロン水上人形劇の違い。

ロータス水上人形劇とタンロン水上人形劇 は、どちらで見ても大きな違いはないです。料金も大きな違いはありません。両方とも高いクオリティだと思いました。タンロン人形劇場の方が、規模が大きく、観光地エリアにも近いので、個人観光の方に人気がある様です。

ロータス水上人形劇はレトロな劇場の建物が魅力的です。楽団の規模がタンロンに比べると小規模なのが欠点でしょうか。人気も少しおちるようで、予約は比較的とりやすそうです。観光ツアーで訪問してる方が多い印象でした。日本語の情報が少なく、現地でも日本人らしき人を見かけませんでした。

どちらも魅力的です。レトロな建物好きならロータス、音楽重視ならタンロンがいいかと思います。日本円で1,000円もしないで楽しめるので、時間に余裕があれば、両方見て違いを楽しむのも面白いですよ。

 

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【ベトナム・ハノイ】バス停からホテルへの道は命がけ


大きな道路を、バイクが自由に走っていく。車線変更は自由自在。道路が川でバイクが魚のよう。みんなが、自分勝手に進みながらも不思議な調和が保たれている。

バスの車窓から見た、ハノイの強烈な交通事情の感想です。

予定していたバス停にバスが到着します。バスの上から、見ていると調和が取れていると達観して見ていた交通事情も、自分が歩くとなるとカオスと恐怖に満ちた表情で襲いかかってきます。

命綱の歩道は、半分店や工場として使われており、荷物を持って歩くのは難儀しました。

歩道に看板を出すなら可愛いもので、修理工場は火花を散らしながらバイクを修理しているし、竹細工の店は大きな竹が並んでいます。金属加工の店は、溶接までしている始末。段差も凄まじく、とにかく歩きにくい。

道路の端は、追い抜くためのバイクがビュンビュンと飛ばしてくる。無茶な運転をする人が歩道と車の少しの隙間を狙ってくるので、のんびりと歩くことなどできやしません。

バスの通っていた道路から離れ、旧市街の中に入ると状況は一層ひどくなります。

まず、信号がほとんどありません。道路を横断しなければ、先に行くことはできません。地元の人はバイクがいきかう中をテクテクと歩いていく。正気の沙汰ではないが、不思議とひかれることはありません。

必死で地元の人の横断を見ていると、一定の速度で歩くのがポイントのようです。急に走ったり、止まったりさえしなければ、バイクや自動車が避けて走ってくれるようです。頭ではわかっても、実際にやるとなると自分の中の恐怖心に打ち勝たなければなりません。

こわい、こわい、こわい とへっぴり腰になりながら、なんとか横断。道路を渡るたびに繰り返します。

道を渡るたびの戦いに、うんざりしたところで、地図でホテルの場所に到着・・しましたが、その場所はお寺。道を渡りたくないのでその区画を一周し、路地を見てみて、それでも見つからず参ったなと思ったら、最初の場所のすぐ向かいにありました。

わずかに道が一本ズレていただけでした。(Googleマップを使っていました。)

ホテルは、小さいですがステキな雰囲気。受付もフレンドリーで一人旅には勿体無いほど。ベッドには花びらが散らしてあって、寂しさを倍増させてくれました(泣)

1時間ほど、部屋でのんびり。シャワーを浴びてスッキリしたところで、夕飯を食べに出かけます。

ホアンキエム湖の方角を目指して、テクテクと歩いていくと。路地でおかゆを売っている屋台があります。道に小さなプラスチック製の椅子が並べらており、たくさんの人が食べています。どちらかというと、若者が多い感じ。外国人らしき人の姿も見えたので、悪いようにはされないだろうと、お店で指さすと、ドロドロのおかゆをすくってくれました。米の形は失われているほど煮込まれています。魚の出汁が濃厚に出ており、こしょうと塩で味が整えられています。シンプルこのうえないものですが、とてもおいしい。

食事が終わった後は、ふたたびホアンキエム湖を目指して出発。通りを渡ったら湖かな?というところで、横の歴史がありそうな建物をまじまじと見てみると、Lotus Water Puppet Theater」との文字が。

水上人形劇の劇場の様です。ぜひ見たいと思っていた人形劇、初日にいきなりですが、たまたま出会ったのも何かの縁。当日のチケットも買えるようなので、申込をしました。開場まで10分ほど時間があったので、湖へ。

街の灯りが湖面に映ってとても美しい。ハノイに来たのだなと実感が湧いてきます。家族連れや観光客が散策していました。

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ホアンキエム湖の夜景

(続く)

【ベトナム・ハノイ】ベトジェットでハノイ3日間の旅

11月、3連休とあわせて4日間の休みがとれたので、海外に行ってみることに。

スカイスキャナーで安い飛行機のチケットが出ていないか、探ってみると、関空ハノイ往復便が3万円代前半を発見。

ベトナムは前から興味はあったのですが、タイとかマレーシアよりも近いにも関わらず、直通便の値段が高めで、今までご縁がなかった国。この金額はラッキーとすぐに予約しました。

航空会社は、ベトジェットというLCC。2018年11月に就航したばかりだったみたい。だから安かったのかな?

関空で久しぶりの空港野宿

朝9時出発の便。私の家からだと、始発に乗ってもちょっと厳しい時間。久しぶりに空港で夜明かしをすることに。終電で空港へ到着。

駅から空港までの通路の様子です。竹細工から漏れる優しげな灯りが印象に残りました。

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第1ターミナルの国内線カウンターの前に行ってみたのですが、以前と違って野宿している人はほとんどいません。少しの時間、座ってみましたが、ロビーに設置されたスクリーンから流れるマイネオのCMが音声付きで繰り返し流れており、寝るにはシンドイ。

どうりで人がいないわけですね。端っこの居心地が良さそうな場所は、すでに占拠されていました。

エアロプラザに向かってみると、休憩室でたくさんの人が眠っています。完全にフラットな椅子もありますが、数が少なく、私が到着した時点ではいっぱいでした。なんとか空いている横椅子を一つゲット。休憩室には充電器まで用意されている太っ腹。(USBを直接さすことができる場所もあるのですが、半分ぐらい壊れています。コンセントから充電できるように準備をした方が無難です。)500円でシャワーも浴びることができるようになっていました。

ちなみに開放時間は、18:00〜9:00みたいです。お昼寝はできないみたいです。

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出国審査が機械化されており、スタンプも省略になっていました。どんどん、パスポートにスタンプ押してくれる回数が減っていますね。パスポートがいっぱいになるのを楽しむのは、過去の話になってしまうのでしょうか。少し寂しいです。

第一ターミナルでしたので、免税店のユニクロでお買い物を。免税エリアのお店ですが、創業祭もしっかり開催されていて、マグボトルをいただきました。金色のマグボトルです。金色って、中国人狙いなのかな。

さっそく、空港の水道で水を入れて活用。空港に水筒に入れるための、水道も準備されていました。この水道も中国人観光客向けかな。中国は公共施設にやたらとお湯とお水を汲めるスポットがあり、助かった記憶があります。日本にも普及してくれると嬉しいです。

ベトジェットに搭乗

機内は8割から9割ぐらいの搭乗率でした。非常口座席のところは、一番窓側の座席がなく、横手から通れるようになっているのが特徴的でした。非常事態には便利だと思いますが、座席が一つ減る形になります。

ベトジェット機内食

機内食が一食500円ほどだったので予約しておきました。ミネラルウォーターつき、おいしかったですよ。機内は、ものすごく乾燥していたので、ミネラルウォーターがありがたかったです。このクオリティで500円ならお得だと思います。

ご飯は、エアアジアと一緒の大きさです。男の人だと少し物足りない量かな。

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私が予約したのは、シンガポールヌードル。シンガポールでもあまり食べた記憶のない味付け。

最初の一口目ははっきり言ってクセが強すぎて受け入れ難いです。やや酸味がついておりパクチーの味もします。ヌクマムだろうか、醤油に近いがなにか独特の酸っぱさを感じる。麺は少しボソボソしており残念。
ただ不思議なことに、食べ続けるとだんだんと舌に馴染んできて、酸味がくせになってくる。パクチーも量がささやかで心地よい。エビはぷりぷりしていて機内食の割には美味しい。
食べ終わる頃には、特有の酸味にすっかり虜になってしまいました。

人をかなり選ぶ味ですが、酸味に強く、パクチーが好きなら食べられると思う。麺が少しボソボソしているのは機内食の限界かな。よくできていると思います。

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午後2時すぎに到着。格安航空のせいか、タラップでおりた後にバスでターミナルまで向かいます。入国審査は少し並んでおり、30分ぐらいかかりました。

到着ロビーは多くの人でごったかえしています。SIMカードを売る店と、両替屋さんが並んでおり、声を枯らして営業しています。日本円の両替価格のパネルを持って頑張るお店も。国際空港のターミナルなのに、まるでアジアのバスターミナルみたいな営業っぷりです。今回はSIMカードは持ち込み、お金はATMなのでお世話になりませんでした。

購入したSIMカード

今回、SIMカードはアマゾンで事前購入していたため、SIMカードは買わず。UQのファーウエィP10liteですが、SIMカードを変更するだけで使うことができました。すでに設定が入力されているみたいで、APMの設定も不要でした。

下が今回買ったSIMカード。建物の中に入ると速度が遅くなりますが、3日間問題なく使うことができました。香港から直接送られて来ました。送料だけで、値段ぐらいかかってそうですが、どこで利益を出しているんだろう。謎です。ちなみに説明書は中国語しか書いてなかったですが、入れるだけですので問題ないかと。

業者が直接出荷するので、到着まで1週間以上かかります。購入予定の方は早めに注文した方がいいですよ。2枚セットもありました。複数枚必要な方はセットの方が少し割安になっています。

ATMでお金を!

ATMでお金をキャッシング。今回は初めてビザのブランドデビットカード三井住友銀行)を使ってみました。一度にたくさん下ろすことができない仕様になっていて、200万ドンまででした。日本に帰ったらで通帳を見たら、200万ドンがカード代10257円と手数料108円が引かれていました。バスに乗る前に、お金を崩すためにジュースを購入しましたが、別に崩さなくても、空港に乗り入れしているバスは、お釣りがたっぷりありそうでした。

空港から旧市街まで86番バスに乗って

空港からバスで旧市街に向けて、観光客向けの空港連絡バスである86番バスが出ています。バス停は、タクシー乗り場から道を渡ったところにあります。

国内線ターミナルが始発になるので、座りたい人はいったん無料のシャトルバスで国内線ターミナルに向かい、そこから乗るのがおすすめ。シャトルバスは出発ロビーの前に着くので、1階に降りて、86番バスのバス停に向かう必要があります。国内線ターミナルのバス停はわりとわかりやすいです。

私が乗った時も、後ろの方で並んでいた人は立ち乗りになっていました。旧市街のそばのバス停まで40分ほどかかるので、座った方が楽だと思います。自動車専用道路みたいなところを結構な速度で飛ばすので、安全もかねて座った方がいいと思います。(ベトナムの交通マナーは最悪でした。信号を守らないバイクがわんさかいます。)

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関連情報

2016年に関西国際空港で夜明かしをした時の記事です。わずか2年ですが、だいぶ当時とは状況がかわっています。