【UAE・ドバイ】アブダビ空港からドバイへ。トランジットの1日でドバイ観光。(中編)
こちらの記事の続きです。
スークは、どこだ?
駅の前に、スークがあるのかと思いきや、影も形もありません。何だか開発中らしい、伝統的な意匠の建物はありますが・・
お店のようにも見えますが、営業しているところはなく。喫茶店やホテルのようになっている部分もありますが、人の気配がありません。
まさか、今日2回目の失敗!?
レトロでステキな渡し船
ドバイ博物館だけでも訪問してみようと、移動してます。少し歩くと、小さなボロボロの渡し舟がたくさん出る港が見えてきます。
ドバイで、はじめていかにも伝統的なアラブっぽい場所にたどり着きました!!!
ものすごいカンカン照りの中、小さな屋根がついただけの舟。みんな、涼しい顔をして乗船していますが、かなり辛いと思います。よく見ると、小さな屋根にも関わらず、みんなうまーく日陰に座っています。
川のすぐ向かいまでの渡し船のようですが、様々な行き先があるようで、電車の駅のホームのようにたくさんの埠頭があり、船が行き交っています。
テンションがだだ上がりで、進んで行くと、スークが見えてきました。駅前で諦めなくて、本当に良かった。
お土産屋さんばかりで観光客向けになっているようですが、先ほどの建物の中のスークに比べると、伝統的な雰囲気が感じられます。
きちんと野外に出ており、建物も昔からあった様子です。
ですが、中にはいると客引きがうじゃうじゃ。手を引っ張ったり、布をまかせてこようとしたり、しつこい物売りが群がって来ます。特に入り口付近の人たちがひどい。(女性に触ってこようとしたり、無理やり引っ張ったりするので、注意した方がいいです。強気で振り払って、ずんずん進まないと危ないかも。)
金曜礼拝のモスク
金曜日のお昼時、1週間でイスラム教で最も重視される礼拝の時間だったためか、半分ぐらいのお店は閉まっていました。観光客を冷やかすような店主が目についたのも、礼拝に行かないような人たちばかりがお店に残っていたせいかもしれません。
悪口ばかり、書いてしまいましたが、スパイスの粉を売るお店などもあり、見ているだけでも楽しい場所です。ドバイ博物館の方へ進んでいくと、小さな白いモスクがありました。
モスクから人が溢れんばかりにびっしりと入っており、付近の道路の歩道には小さな一人が座れるほどの大きさの絨毯を敷いて、礼拝を待つ人の姿も。歩道にも沢山の人が座って待っています。礼拝の時間を待っているのでしょう。女性の姿はなく、男性だけがいます。沢山の人がいるにも関わらずみな静かに座って待っています。
少し異質な不気味さ、すら感じます。よそ者が何をしているといった目つきでジロリと見られます。
宗教的に大事な時間ですので、邪魔をしてはいけません。足早に通り過ぎ、ドバイ博物館へ。
博物館も金曜礼拝で閉じている(暑くて死にそう)
ですが残念ながら、お昼休み。門が閉まっています。
がっくり!
この暑さの中、どうすればいいの。
とりあえず、道を挟んだところへ移動してみます。喫茶店らしきものもありますが、金曜の昼はやっぱり休み。
暑くてたまらんと、影で休憩しながら、少しずつ移動すると、インド人が経営するスーパーへ。インド人ですから、イスラム教は関係ありません。ありがたいことに、クーラーがガンガンに効いた店内にやっと入ることができました。
は〜。一息ついて、店内を散策。
そうこうするうちに、喫茶店のオープンの時間になったので、いったん博物館の前にもどり、先ほど見かけた喫茶店「Tea Junction Cafe」へ。
意外にも旅行者ウェルカムな様子で、店内の壁面にはたくさんの旅行者のメッセージが飾られています。無料のワイファイもありますし、値段もリーズナブルで、料理も美味しい。偶然ですが、アタリのお店をつかめたようです。
オススメです。博物館に行った際は、立ち寄って見てください。
1時間ほど休憩して、やっと博物館がオープンの時間を過ぎました。涼しく、快適な喫茶店に別れをつげ、ドバイ博物館へ。
どこから来たのというほど、観光客が集まっています。入り口で入場券を購入し、博物館の内部へ。伝統的な砦が再現されており、中にはテントや船が展示されています。エアコンは効いておらず、日がカンカン照りです。よく見たいのですが、あまりの暑さに次のコーナーへ。
自動ドアを通ると、さきほどとは打って変わって、近代的な雰囲気の博物館。街の発展の様子が展示されています。小さな漁村だったドバイから、一気に発展していった様子が展示されています。
本当に小さな漁村で、真珠をとって細々と暮らしていたようです。(その真珠産業は、日本が養殖に成功したことで衰退していきます。伊勢では御木本が真珠の養殖に成功したことで巨万の富を築き上げますが、その裏では泣いていた人がいたことを感じさせます。)
模型を見ると驚くほど、ささやかな街です。街といっていいのか悩むほど。下が初期のドバイの写真です。砦のようなもの以外は、民家のようなレベルの建物しかなく、街のすぐそばまで砂漠が迫っています。
1930〜40年代でも、ワラのようなもので出来た家に暮らしています。太平洋戦争が始まる少し前の時代です。
1950年代でもまだまだささやかな街並み。
1970年代になると、急に高層ビルができてきます。ちょうどオイルショックの頃でしょうか。原油価格が高騰してきた時代です。
昔の生活の様子を再現した蝋人形もありました。
真珠の取引の様子です。ものすごい量の真珠ですね。
こんな感じでドバイの発展の歴史や、伝統的な生活について学ぶことができます。写真や再現模型の展示が多いので、英語が苦手な私でも結構楽しむことができました。
外に出ると暑さが再び。館内がクーラーが効いてたので辛い・・博物館の出口を振り返ると、伝統的な船が屋外展示されていました。
じっくり見て見たい気もしますが、暑いので横目に見るだけで退散。地下鉄駅の方面に向かって戻ります。
(続く)
※後編は、現在作成中です。
関連情報
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