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「旅」のことのはぐさ

Orient Travels of Hino

ルアンパバーンの托鉢儀式は、深い感動を与えてくれました。(ルアンパバーン旅行記20)

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ルアンパバーン一番の名物は、毎朝の托鉢の儀式です。

地元の人が、施しをつくって行列して歩いてくるお坊さんにお供えをします。早朝から施しをするためにルアンパバーンの人たちは朝早くからお米を炊いて準備をしています。

 

朝5時半ぐらいにルアンパバーンの市街地へ到着しましたが、まだ人がほとんどいません。観光客向けの托鉢体験のための施しを売る物売りはいるので、おそらく間もなく始まるのだろうと見当をつけて待っていると、ちらほらと地元の人がお供えを脇に抱えて地べたに座って準備に出てきます。

 

(昨日訪問したワットセンのあたりで待っていました。)

楽しげなお寺 ワット・セン(ルアンパバーン旅行記19) - 「旅」のことのはぐさ

 

遠くを眺めると、オレンジ色の袈裟を着た行列がゆっくりと歩いてきます。お坊さんは小さな釜のような入れ物を持っており、そこへお供えを少しづつ入れていきます。

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表通りでは外国人観光客が写真をお坊さんにすごくよりそって撮ったりしています。でも裏どおりにいくと静かで厳かな雰囲気です。

神聖な触れてはいけない、そんな雰囲気を感じさせますね。本当に静かです。

毎日、お米を炊いて、施しをするのはかなり大変なことですが、現代においても脈々と続けている、ラオスの人々の信仰心には頭が下がります。 

 

ふと、見てみるとお供えをする人たちに混じって小さな子供達がいます。子供達は、お供えをするのではなく、空っぽのざるを持ってじっと待っています。

何をしているのかなと見ていると、お坊さんが時折、自分の貰ったお供えの一部を、御釜から取り出して、子供達に施しをしていました。

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なかなか年若いお坊さんは、自分もお腹がすいているのか、子供たちに施してあげることができないみたいで、施しをするのは少し年かさのお坊さん(それでも中学生ぐらい?)が中心でした。

 

物乞いの子供達の中でも、施しがたくさんもらえる子と、もらえない子がでていますが、そのときに感動的な光景が!

ほとんど何も入っていない子供に、少し年嵩(それでも小学校中学年には達していないぐらい)の子が自分のわずかな施しの中から分けてあげていました。本当におにぎり一つぶんより少し多いぐらいのお米しかないのに、その中から分けてあげるなんて。しかも座る場所も譲ってあげていました。

 

その光景を見たときに、朝から物乞いをしなければならない子供達の過酷な状況と、その厳しい中での助け合いに胸がいたくなってしまいました。

一方で、お坊さんには施しをするのに、子供たちに施しをするのはお坊さんだけ、というのも、ある意味では社会の余裕のなさを感じさせます。

 

でも毎日毎日この光景が日常になっているってすごいですね。人々の信仰の厚さを感じさせられます。

(続く)

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