「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

4,000体の仏像が安置されていると言われる、パークウー洞窟にスローボートで行ってみました。(ルアンパバーン旅行記12)

こちらの記事の続きです。

hino0526.hatenablog.com

上の洞窟(タム・プン)へ

船を降りてから、まずは上の洞窟(タム・プンと言うらしい)へ向って階段を登ると、2分ほどで洞窟に着きます。

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洞窟までは木が生い茂っており、日陰にはなっています。ども上り階段なので、暑くて汗がだらだらと吹き出てきます。

 

洞窟の入口ではお布施(ドネーション)をすすめられましたが、「入場料を払ったのにまたとるんかい!」と思ってお断りしました。(断ったら、それっきりでしつこい要求は、なかったです。)

 

洞窟は大きな入口ですが、中は真っ暗。少し入ってみましたが、明かりなしで、何も見えません。とてもじゃないが入ることはできませんし、何より何があるのか検討もつきません。

 

仕方がないので、洞窟の入口で懐中電灯を借ります。さっきお布施を断ったので借りにくい、、ですが、先方は別に気にした感じももなく、ビジネスライクなやりとりをしてくれました。レンタル代は、5000キープ。

 

入口の売店では、お母さんと小さな男の子が店番をしていました。私が懐中電灯を借りるときに、後ろでお母さんが指示しながら、お金の懐中電灯のやり取りや男の子に応対をさせていました。学校ではない、こんな勉強の仕方もあるのだな〜と感じる一幕でした。(日本だと児童労働として叩かれそうですが、学校などの教育一辺倒というのも、バランスが悪い気がします。お手伝いと教育がバランスよく受けられれば、やる気持って成長できそうな気がと・・余計なことを思っちゃいました。)

 

懐中電灯を手に中に入ってみると、中には大小たくさんの、仏像が所狭しとおさめられています。粗末なものが多く地元の人が持ち込んだのがだんだん集まったという感じです。

この洞窟には、1,500体の仏像があるらしいです。確かにそのぐらいありそう。

 

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しかし、奥行きはわずか50メートルほどで終わり。「ちょっと短すぎやしないかい。」と一人ツッコミをしてしまうほどのガッカリ感。

 

往復3時間の価値は、、、(舟でのんびりできたので、何も言うまい。) 

 

洞窟の奥で電灯を消すとまったくの暗闇になり、シーンとして暗闇に包まれた洞内は神秘的でした。

 

それもつかの間、ツアー客を乗せたボートが到着したようで、人が次から次へと来ます。

 

一人の時がたまたま途切れた、ラッキーな時間だったようで、洞窟にはかなりの数の観光客が訪問しているようです。その後も15分ほどいましたが、洞窟を独り占めできるチャンスは来ませんでした。

下の洞窟(タム・ティン)へ

さて次は下の洞窟(タム・ティン)へ行こうと、洞窟を出て、懐中電灯を返します。(下の洞窟では、懐中電灯はいらないので、返して大丈夫ですよ。)

今度は階段を下って行くと、数分で下の洞窟に到着。

 

この洞窟は崖がくぼんでいるだけで、奥行きは10メートルもなく、懐中電灯もいらない程度の奥行きしかありません。僅かにくぼんだ、洞窟というには申し訳ないほどのスペースには、数えきれないほど、たくさんの仏像がおさめられています。

和歌山市加太の淡嶋神社の人形たちを思い出させる光景です(笑)

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正直に言っておみやげ屋さんでも、売っていそうな仏像ばかりですが、ラオスの人々の仏教を大切にしてお供えしている様子。

こちらは2,500体の仏像があるそうです。本当にたくさんの仏像があり、ちっちゃなものまで数えるのは不可能なほど。本当に無数の仏像が置かれています。

 

温かな心がこもった洞窟でした。風景も綺麗ですし。まあ来て大損というコトはないです。ただ、「神秘の洞窟」とか「ルアンパバーンに来たら見逃せない」というのは、旅行会社の誇大広告ですね。

別に歴史的にもそんなに言われがあるものではなさそうです。

地元の人が縁起のいい場所としておがんでいたのを、とりあえず観光地化したというのが本音ではないでしょうか。

スローボートの旅は面白かったんですよ。道すがらもいいんですよ。道すがらが良かったんで総じて満足なのですが、メインに期待してはいけません。この観光地は過程を楽しむ場所でした。

(続く) 

次は、洞窟そばの水上レストランへ行きます。

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Information

私は、個人で船を手配しましたが、旅行会社やゲストハウス等でツアーを募集していますので、少人数の場合はツアーで行ったほうが費用の節約になるでしょう。ツアーなら一人当たり2,000円しないぐらいの価格で行くことができるみたいですよ。船でなく、トゥクトゥクで行くツアーをあるみたいなので、ボートに乗りたい方は事前に確認しましょう。(最後だけ渡し舟で対岸に行く必要があります。)

ウイスキーづくりの村は、だいたいセットになっています。1日でクアンシー滝と一緒にまわるプラン(午前に洞窟と午後に滝など)でもありますが、真逆の方向なので日程に余裕があるのであれば、別の日にしたほうがいいと思います。