ウイスキーづくりの村(ルアンパバーン旅行記11)
また、スロボートが停まった感覚で目が覚めます。
ボートの運転手はウイスキーの村だと言う。洞窟に行く人は皆、寄っていくのが定番らしい。
ウイスキーは本当のウイスキーではなく、ラオラーオという米焼酎をウイスキーと称しています。
同じく、ワインと称されるものもあるがは赤米を使っておりウイスキーよりも度数も低い、甘みがついている。
それぞれ、味は確かにウイスキーとワインに似ている。
ガイドブックにも書いてあった場所だろう。寝ぼけなまこで、階段を上がって行くと、
ラオラーオを並べた屋台がある。私が登っていくのを見つけると、遊んでいた子供たちのうち、一番年かさの女の子があわてて営業を始めます。
少し、試飲をさせてくれた。ウイスキーはかなり度数が高く、直接飲んだら少しつらかった。日本酒よりもキツい。あえて言うなら泡盛に似ているかな。疲れ果ててるのに、これは試飲でも辛い。水が欲しい。
ワインは甘みがあっておいしかったです。ポートワインのような味です。味といい、色といい、米でできてるとは、信じられないですね。
普段はおみやげ屋さんで買うことは、ほとんどないのですが、10代後半ぐらいの女の子が、必死に営業している姿に、ついワインの小さなボトルを買ってしまいました。
観光用の町らしく、ほとんどの家が店をやっているようです。雑貨屋のような店を見つけ、水を買う。
少し先には寺も見えました。どの程度時間を使って良いかもわからないので、あまり奥までいかず、船着き場のそばを廻るだけで済ませました。
戻ってくると、運転手は舟を洗っており、「早かったね」と言われる。
しまった、もう少し時間をかけて廻れば良かったと思うが、わざわざ戻って行くのもやや面倒だったので、そのまま、洞窟へ向って再度川をさかのぼる。町を出てからはさほど時間がかからず、洞窟へ到着します。
雨期のせいか、階段が半分水没したところへ舟をつけられる。まるで水没した廃墟のようで神秘的な印象を与えます。否が応でも洞窟への期待が高まってきます。
ちょっと離れているので、川に落ちそうで降りるのは少し怖かった。
階段を少し上がった所で入場料を徴収されます。(本来の船着き場ではないのに、よく見ているものだ)目ざとく、旅行客を見つけると近寄ってきて、入場料を取られます。チケットは正式なものみたいなので、勝手にやっているということはないでしょう。
チケット売りが上の洞窟と下の洞窟があることを教えてくれました。
続く