洞窟そばの船上レストラン(ルアンパバーン旅行記13)
洞窟も見たので、帰ろうと舟に戻ります。舟を動かしだすと、すぐそばにレストランがあるので、寄って行かないかと運転手からのお誘い。確かにちょうどお腹もすいてきた。
この運転手は荷物を置きっぱなしでもきちんと、2回とも待っててくれたし、対応も悪くなかった。そんな無茶苦茶なところに連れて行かれることもなだろうと、値段を聞いて、レストランに寄せてもらった。
連れて行ってもらったのは、大きな船がレストランになっている船上レストラン。スローボートを横につけ、レストランへ乗り移ります。運転手がボートをレスランにつなぐと、彼もこちらに乗り移ってきました。
最初は、中国人らしいツアーの観光客で最初はいっぱいでしたが、ツアーが出てしまうと観光客は私だけに。
食事をしていると岸辺をエレファントライドの象が歩いてきました。現地の人が歩いて先導しており、ゆっくりと岸辺を歩いていきました。
別の岸辺では地引き網を敷いているのか多くの人が集まっています。
何をするにも多くの人間の手を介しています。村々には人がたくさんおり、食べ物も豊かに有るように見えます。
貨幣を手にするには観光客を相手にするぐらいしか、手段がないのかもしれませんが、お金はなくても、ここの人々の暮らしは足りているように見えました。
観光客がたくさんきて貨幣経済が普及すると、多くの人が都会に出て行ってしまい、かえって幸せが失われてしまうように思えます。
本当にお金を持っていることが幸せなのか、わからない。
その一方で、自分を振り返ると普段の生活では、お金を求めずにはいられません。求めることをやめたければ、貧乏を受け入れるしかありません。
お金があるから幸せになれるとは思わないが、いまより貧しい生活を、まわりよりも貧しい生活を、受け入れるのはなかなか難しいコト。悟りでも開いて欲を捨てたいものです。
話が、変な方向にずれてしまいまいした。せっかくの旅行なのに、そんな世知辛いことを考える必要はありません。
このレストランはとてもキレイで(奇跡的にトイレまで清潔だった。)
観光地価格で高いかと思いきや値段も1000円ぐらいでした。まあ、ちょっと高いけどね。
食事を終えて再びボートに乗り込みます。相変わらず森だらけの風景。
帰りは川逃れにそってすすむため、1時間で済むらしい。
天気が良く、ぽかぽかとした陽気の中、またしても眠ってしまうと、あっという間に町に着いてしまいました。
運転手とわかれ、再び川岸の道へ。
チェックインも可能な午後3時になっていたので、ホテルを目指して歩き出します。
(続く)