「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

【ベトナム・ハノイ】ハノイ女性博物館から駅に向かって散策。

この記事の続きです。

ハノイのホエンキアム湖の歩行者天国エリアの南端へ到着しました。ここから少し南に外れると、女性をテーマにした珍しい博物館があります。その名も「ハノイ女性博物館」です。歩行者天国を抜けて博物館へ向かう道のりは、旧市街とは違い、信号や歩道が整備されていて、いくぶん歩きやすかったです。

女性博物館は、ハノイではあまり見かけない現代的な建築で、外の広場には花が飾られていました。屋内に入ると、クーラーが効いておりとても快適です。

エントランスはピンク色がテーマカラーで、とても可愛らしい印象。館内に入ると、金色の女性と子供の像がお出迎えしてくれます。その背後には、働く女性たちの写真が展示されていました。

この上は、吹き抜けになっており、ランタン?がぶらさがっています。ベトナム風の美しい意匠。曇りのせいで天井窓からの光が少なく、一部のライトもついていないので、薄暗いのが残念。

展示室では、家庭で使用する道具や民族衣装が展示されており、民芸に興味がある人には特に楽しめる内容です。田舎で働く女性たちの写真も展示されており、その力強さが伝わってきました。

民族衣装の写真です。明るい笑顔が素敵ですね。

アオザイのような衣装もあれば、タイやラオスに似た衣装もあり、中国風のものもあり、ベトナムには多様な文化があるんだなあと感じました。

およそ1時間ほど展示を楽しんだ後、ハノイ駅の方へと足を向けて散策を継続。

おしゃれな本屋さんが立ち並ぶストリートがありました。モダンで素敵な雰囲気です。カフェなどもありました。

さらに駅へ向けて、てくてくと。女性博物館からハノイ駅への道は、大きな街路樹が生えていて、歩道も広く、歩きやすくなっていました。

しかし、道路を越える時はバイクが突っ込んできたりするので少し怖いです。バイクは信号無視をする車両が結構あります。歩行者を優先する意識はまったくなし。

とはいえ、旧市街と比べたら、バイクの数も少なく、ずっと歩きやすいです。

観光バスや観光客らしき人が集まっている場所があるので観光地なのかなと近寄ってみると、有名なホアロー刑務所でした。こんな都心部にあったんですね。郊外にあるもんだとばっかり思っていました。せっかくなので入場してみます。

なぜ、刑務所なのにMAISON(メゾン)?

【チャットGPTに聞いてみました】

ホアロー刑務所は、フランス統治時代のベトナムで、フランス語で「中央の家」を意味する「Maison Centrale(メゾン・サントラル)」と呼ばれていました。この名前は、フランス語圏で刑務所を指す一般的な言い方でもあります。そのため、刑務所であるにもかかわらず、「メゾン」という言葉が使われています。

(続く)

【ベトナム・ハノイ】天国の様に素敵なハノイの歩行者天国

この記事の続きです。

3日目、まずはホテルで朝食を。かわいいオムレツ。周りについている赤い点々は、甘酸っぱいチリソースの「トゥオンオット」です。見た目だけではなく、酸味の効いた辛味が具材たっぷりの優しい味のオムレツにあっていて、おいしい。

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バイキング形式なのでたくさんよそってしまいました。パンがおいしい。

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ホテルを出て、今日もホアンキエム湖を目指して散策を開始。明るい中で、聖ヨセフ大聖堂を見学。中に入ってみたかったのですが、今日は開いていない様子。

ノートルダム寺院をモデルに作られたと言われているらしいです。色が黒くくすんでいますが、背の高い塔が荘厳な印象を与えます。

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 途中でお土産を買おうと見学。ベトナムといえば、傘。ちゃんと売ってました。荷物になるので買わなかったですが、惹かれました。

f:id:hino0526:20220128161018j:plainバイクの通りが少ないなと思っていると、ロータス水上人形劇場の前の道路に柵が、置かれています。湖の周りの道路には車もバイクも一台もいません。

f:id:hino0526:20220128160925j:plain湖の周りが歩行者天国になっていました。毎日、毎日悩まされていたバイクがいないと街歩きが何倍も楽しくなってきます。

道を渡るたびにビクビクしていたのが嘘の様。地元の子供たちも楽しそうに走り回っています。地獄のような交通状況と比べると、言葉通り天国です。

せっかくなので、散歩をすることに。車がいないだけで、昨日までとはまったく違った景色に見えます。車の怖さが気がつかないうちに、心理的な負担になってたんだなあとしみじみ感じました。

 

歩き始めると、ロータス水上人形劇の裏手に、小さなお堂が。地元の人がお参りに訪れています。若い人も結構多い。

中は木が生い茂っており、都会の涼しげで気持ちがいいです。

動物を模った、像もあります。猫かと思いましたが、白いキツネだそうです。渦巻型の線香がお供えされています。菊は、日本でお供えするものとそっくりです。


あとで調べたところ、リ・タイ・トー(李太祖)王を祀った場所だそうです。

※リ・タイ・トーは廟号で、リ・コン・ウアンと同一人物です。大越の王朝の創始者ベトナムでは、最初の長期にわたる王朝になったので、ベトナムでは人気があるようです。ハノイをタンロンと名付けて、都を置いた方でもあります。

お堂を出て、ふたたび、ホアンキエム湖の周りを歩いて行きます。ロータリーのところも歩行者天国になっています。ここから街の方は、自動車が走っています。

お腹が空いたので、ガイドブックに載っていたフォーのお店「PHO THIN」でお食事。

テーブルの横では、牛肉をトントンとひたすら叩いて、薄切りにしています。

牛肉の出汁がしっかりと出ていて、それでさっぱりしています。ライムを絞るとよりスッキリしておいしい。おいしかっただけに、小ぶりで量が少し物足りないのが残念。

ふたたび、歩行者天国エリアを歩きます。ほぼ半周ぐらいしました。

歩いて少しつかれたので、休憩。

T-COFFEEというカフェです。人がいたので写真はとれなかったのですが、おしゃれな店内でした。ティーパックも布でできている風で、いいかんじ。

(続く)

関連情報

タンロン遺跡は、ここから徒歩圏内にあります。

 

 

【ベトナム・ハノイ】ハノイのオペラ座からホアンキエム湖へ散策

この記事の続きです。

大混雑の道路の隙間を縫ってバスが走ります。車内の様子は、写真の通り。日本のバス車内とそんなに変わらない。

日本のバスに比べれば運転は少し乱暴でしたが、ガイドブックに危ないと書かれているほどの危険さは感じませんでした。運が良かっただけかもしれませんが。椅子や手すりは年季が入っていますが、立派なバスでした。

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バスの吊り革がカップラーメンになっていました。面白い!

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10分ほどバスに乗ったところで下車をします。苦労して徒歩で移動していたのが、嘘のよう。一瞬で楽に移動ができて気分がよかったです。

バス停を降りると今までの旧市街とは雰囲気が変わって、整ったレトロなビルが立ち並ぶ整った雰囲気です。フランスの植民地時代に建てられたビルなのですかね。建物だけを見るとヨーロッパの街のようです。結婚式の写真撮影をしているカップルを見かけました。

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歩道を歩くのも快適です。横断歩道を渡るのが少し怖いですが、旧市街ほどではありません。信号もあり、8割ぐらいの車は守っていました。ときおりバイクが信号無視して突っ込んできますが、、、切れ目のない旧市街の道路を渡るのと比べたら楽ちんです。

途中の広場には、立派な噴水がありました。ドラゴンかな?少し草が生い茂っているのもいい雰囲気を醸し出しています。

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お目当てのハノイオペラ座。中に入ってみたかったのですが、何をやっているのか、よくわからなかったので、外からの見学だけでした。横でチケットを売っている様子でした。

f:id:hino0526:20220127104458j:plainオペラ座の正面から見て右横にカフェがあったので、中の様子が見られるかもしれないと期待して入りました。一瞬建物の中に入れましたが、現代的なカフェの内装で、期待していた素晴らしい内装には出会えませんでした。しかし、オペラ座の建物を眺めながらオープン席でエレガントなカフェタイムを楽しむことができました。

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旧市街へ歩いて戻ることに。途中には高級ブランドのお店が並んでいました。デパートらしいです。おそらく植民地時代の建物を活用している様です。

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さらに歩いていくとホアンキエム湖に出ました。湖の中には亀の塔が。これぞハノイという景観です。

湖の島にあるお寺、玉山祠へ。たくさんの観光客で混雑しています。

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湖で昔取れたスッポンが祀られています。海亀の様な大きさです。この湖の中に、こんな大きなスッポンがいるとは恐ろしいですね。

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お堂の中に猫ちゃんいました。キレイ。

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夕飯はパインミーを食べてみました。噂通りパンが美味しい。分厚いハムと野菜と少し柔らかめのフランスパンがマッチしています。

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夕方になり、予約していた竹を使った無声劇「ラン・トイ・マイビレッジ」を観劇しました。この演目はヨーロッパでも公演されるほどの人気作品で、田舎の生活や悩みを表現したものです。竹のカンカンという音が軽やかで魅力的でした。オペラ座でも時々公演されるようですが、私が見た日は別の劇場での上演でした。機会があればオペラ座で観てみたいです。

この劇場は本来、京劇が上演される場で、衣装やお面、楽器が展示されていました。待ち時間中にスタッフが英語で説明してくれましたが、私の英語力では十分に理解できませんでした。

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2日目は劇を見て終了です。次の日はハノイ駅の方を散策します。

 

(続き)