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【滋賀・坂本】どこにも行けない駅《坂本ケーブル・ほうらい丘駅》

ことのはぐさからの記事の転載です

Archives[ 2014年12月 ] | ことのはぐさ

秘境駅「ほうらい丘」

「秘境駅」という言葉をご存知でしょうか?
人家が周りにない場所にある駅を示す言葉で近ごろは鉄道会社も観光PRに使っていることから、メジャーになってきました。

今回、訪問した駅も秘境駅の一つ、「ほうらい丘駅」。
坂本ケーブルの中間駅です。

坂本ケーブルは、滋賀県の坂本から比叡山へ参拝するためのケーブルカーです。日本最長のケーブルカーで、キャッチフレーズは「長さも、眺めも、日本一。」です。

日本一というのは言い過ぎかもしれませんが、琵琶湖を眺めながら、だんたんと山を登って行くその景色は、たいへん風光明媚です。

余談ですが、ふもとの坂本の街も古い街並みが残っており、見所も多い場所です。比叡山の僧侶が高齢になり、山での暮らしに耐えられなくなると、坂本にある「院」へ降りてきて暮らしたため、美しい庭園や立派な建物が残っています。

昔の高級老人ホームと言ったら、言い過ぎでしょうか。荒々しい修行の場である比叡山とはうって変わって、優しげな空気が流れる街になっています。

 

ほうらい丘駅

ほうらい丘駅看板

降りても「霊窟の石仏」という観光名所があるのみで、どこにも行くことができません。

ケーブルカーなので2つの列車が同時に進行と停止をしなければなりません。ちょうど反対側にもたて山駅があるので、どうせ停まるなら駅を作ろうということで、後からできたのがほうらい丘駅ということです。

もたて山駅はそばにキャンプ場があるのでできたらしいですが

今はそのキャンプ場もなくなり、他に観光スポットもないので降りる人はほとんどいないようです。

ケーブルカーの途中駅というのも珍しいですよね。坂本ケーブル以外では、奈良の生駒ケーブルぐらいしか見たことがありません。


さきほどどこにも行けないといいましたが、
正確に言うと登山道があります。


しかし、木々が生い茂っており
とてもじゃないですが進むことができません。
登山道もかなり近くを通っており、ハイキング客の声がときおり聞こえるほどなのですが・・
完全に廃道となっています。

神秘的な霊窟の石仏

さて、駅の存在意義でもある、唯一の観光スポット「霊窟の石仏」はケーブルカー工事中に出土した石仏を収めた洞窟。

うすぐらい洞窟にびっしりと出土した石仏が収められており、とても神秘的です。
霊窟の石仏

洞窟の内部の様子。うっすらと光が入る中に、石仏がならぶ光景は、この世のものとは思えない幻想的な風景です。

霊窟の石仏の内部

見所はこれだけですが、じゅうぶん降りてみる価値はあると思います。

ほとんど降りる人はいないので、ケーブルカーが行ってしまえば、完全に一人ぼっちになります。

私が訪問した時は日中だったので、木々の隙間から爽やかな光が差し込み、川のすぐ反対側にある高校から部活の練習の掛け声が響く、状態だったので怖さを感じることはありませんでしたが、夕方、暗くなってからだとかなり不気味でしょう。

なお洞窟のそばの斜面にもたくさんの石仏があります。

ほうらい丘駅付近の石仏

 

石仏は織田信長に焼き討ちされた僧侶を悼んで地元の人が建立したと、伝えられていますが、なぜ人里離れた場所にたくさんの石仏があるのか不思議です。昔はこのあたりにも集落があったのでしょうか?

次のケーブルカーが来るまで待たなければならないので、時間がかかってしまうのが欠点ですが、霊窟、石仏ともに一見の価値があると思います。

ほうらい丘駅全景

帰りの電車はインターフォンで呼び出して止めてもらいます。ただホームで待っていても、通り過ぎてしまうのでご注意を(笑)

 

地図


最後にお得な情報を一つ。
坂本ケーブルは、関西私鉄乗り放題パス「するっとKANSAI3Dayチケット(5,200円)」、「するっとKANSAI2Dayチケット(4,000円)」で乗ることができます。坂本ケーブルだけで往復1,620円しますので、関西以外から訪問を予定している方で電車に乗って移動する方はぜひご検討してみては。
(ただし、京都側から比叡山に登る叡山ケーブルとロープウェイは対象外なのでご注意ください。)
詳しくは、公式サイトで確認してみてください。

事前に近畿以外のエリアで買わないといけませんので、ご注意を。

関連情報

秘境駅としてもっとも有名な、小和田駅訪問の記事です。駅だけでなく、周りの散策も

楽める場所。

 

 

 

 

路線バスで慕田峪長城へ行ってみました。(北京旅行記2)

朝ごはんも終わり、1日目の目的地「万里の長城」へ移動を開始!

 

北京市内から行きやすい長城は?

北京から日帰りで訪問できる、長城の観光エリアはいくつか存在します。


もっともアクセスが簡単で、有名なのが「八達嶺長城」です。
市内から専用電車までありますが、観光化されすぎているとの評価も多く、特に休日は非常に混雑するらしいです。

混雑したところも、がっつり観光地化された場所も、嫌いなのでここは断念。


2番目に有名で、穴場的な雰囲気との評判がある「慕田峪長城」へ行くことにしました。

迫力満点で大満足でしたが、実際に行ってみると、慕田峪長城も観光化されており、穴場的とは思えなかったですね。もっとマイナーな長城に、いつか行ってみたいです。

バス936路を探して

東直門駅からバス936路に乗車すると長城まで直行できるとのこと。
まずは東直門駅へ。空港からなら地下鉄で1本です。環状線の2号線の駅もあります。

地下鉄の東直門駅から、駅のすぐそばにあるバスターミナルへ。
場所がわからず看板を見ていたら、すぐ後ろにありました。

看板を見てもわからず、きょろきょろしていたら通行人が指差して教えてくれました。
(わかってしまえば簡単です。迷うポイントはありません。)

巨大な市内バスターミナル
東直門バスターミナル案内看板

東直門バスターミナル916路

バスターミナルの北側から、長城まで直接行くことができる936路は、916路のバス停から出るらしいのですが・・・
しかし、そのバス停がめちゃくちゃ大混雑しています。

916路はそれこそ3分おきぐらいに、次から次へと出ているのですが、1時間に1本の936路バスにこの人混みを、押しのけて乗れる自信はとてもありません。

予定を変更して916路バスに乗って、懐柔区にある明珠広場からタクシーで向かう方法に変更します。

916路バスを待っている人はわんさかいますが、バスもたくさん出ているので5分ほどで乗り込むことができました。

ほとんどの人が座れるまでバスを見送っています。立ち乗りもできるみたいですが、高速道路も通りますし、乗車時間も1時間以上かかるので絶対にやめたほうがいいです。待っていれば次のバスも数分で来ます。

私が乗ったバスは途中の高速道路で大渋滞つかまり、明珠広場まで2時間以上かかりました。

中国のバス路線を調べるには

北京のバスは、グーグルマップか百度地図で確認できます。日本で調べるなら、グーグルマップがいいでしょう。現地からだと、当局のインターネット検閲の関係でグーグルにはアクセスできないので、百度地図を利用するのがいいでしょう。

アンドロイドの場合、中国から「Playストア」にもアクセスできません。日本にいるうちに百度地図をダウンロードしておくことをおすすめします。

百度地图 - Google Play の Android アプリ

もう、中国に行ってしまっている人は、百度のサイトからダウンロードすることができます。playストア以外からダウンロードしたアプリは、「設定」→「アプリケーション」「開発元不明のアプリ」にチェックを入れないと実行できません。

http://shouji.baidu.com/software/11385164.html

■明珠広場のバス停

明珠広場でタクシーに乗り換え

明珠広場は地域の中心地的な場所らしく、日用品を売っている大型スーパーやレストランがありました。食事を済ま背ていないなら、明珠広場で食べておいた方が良いと思います。

長城に付近のレストランは、観光地価格になっていますので、ちょっとお高めです。チェーン店が入っているので、そこなら通常価格ですが、中国の場合は、チェーン店も高い上に、あんまり美味しくないですから、おすすめはしません。

バス停から、バスの進行方向に10メートルほど進んだところに白タクがたむろしています。「慕田峪」と書いた看板を掲げている車が、何台も停まっていました。

そのうちの1台に話しかけると50元で行くとのことでした。

簡単な英語は通じました。「慕田峪長城」と紙に書いて渡せば料金交渉などはたぶん英語でいけると思います。いきなり50元で提案してきましたよ。思ったより安かったので、すぐにOKしてしまいましたが、交渉すればもっと下げられたのかな〜

大きなワゴンタイプだったので、人が集まるまで待つのかなと思いきや、私一人を乗せると、すぐに走り出しました。
途中の道は、山中ですが整備された道路が走っており快適な道路。車からは小さな民間の観光施設(博物館など)が目につきます。

30分ほど走ると真新しい建物の前で降ろされます。

慕田峪長城ビジターセンター

ここが慕田峪長城のビジターセンターでした。センターでチケットを購入する様子。労働節のせいか、チケット売り場も長蛇の列でした。購入するだけで20分ほどかかっちゃいました。

慕田峪長城ビジターセンター

すいている窓口もあるのですが、スライダーかロープウェイのチケット専用の窓口です。間違えないように注意してください。

チケットは60元。2枚のチケットを渡されます。バスのチケットと入場券のようです。
「バス??」と不思議に思いながら、ゲートの奥へ。ここには、お土産屋やレストランが立ち並んでいます。

P_20150502_113510.jpg

レストラン街で昼食

お昼時なので食事をしようとレストラン街へ。
最初は吉野家に行こうかなと、のぞいてみたところ大混雑。
写真のメニューも、なんかあんまりおいしくなさそう。

別の店を見てみるとこちらはすいています。中に入って水餃子とお茶を注文します。
値段が高く、二つで80元。完全な観光地価格ですね。

餃子はおいしく、お茶もお湯を何回も追加してくれました。
店員さんが親切で、餃子の食べ方をレクチャーしてくれましたが、80元はちょっと高いなあ。

またしても大混雑、シャトルバス
慕田峪長城シャトルバス

さらに奥へすすむとシャトルバスのバス停が。
ここから長城まで、距離がありバスに乗らなければならない様子。
このバスがまたまた大混雑しています。
みんなきれいに並んでおり、押し合いへしあいということはないのですが、またしても30分以上待つ羽目になりました。

こんなに混雑してるのに動かしていないバスもあり、みんな待っている目の前で、運転手さんは呑気にご飯を食べたり、お茶を飲んだりしていました(笑)

(続く)

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帰りのバスの体験談です
路線バスに乗って、慕田峪長城から北京市街地まで(北京旅行記5)