「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

【韓国・慶州】慶州名物の皇南パンと慶州駅でのカワイイお出迎え

この記事の続きです。 

仏国寺からの帰りのバス。行きとは違って、のんびりとした運転。だんだんと乗っている人も減ってきて、座ることができました。

疲れからついつい、うとうとしていると、予定していたバス停に到着。慌てて降りたら、カメラを席に忘れてしまったのですが、後ろの席に乗っていた、高校生が教えてくれました。おかげで、カメラ紛失事件にならずに済みました。

韓国の人って、こういう時、親切。うれしい思い出になりました。

さて、バスを降りると、まん丸の古墳群が連なる穏やかな平原が広がっています。いつか、ここをサイクリングしてみたいと思いながら、横目に見てテクテク。

お目当は、慶州名物の「皇南(ファンナム)パン」。パンという名前がついていますが、実際は餡子がたっぷりと詰まったお饅頭。慶州名物として有名で、駅のそばには、そっくりなお饅頭(バッタもの)のお店が並ぶほどの人気店です。

超人気店で、お店から出てくる人はいくつも紙袋をぶらさげて出て来ます。

カウンターの奥がパンの製造工場になっていて、職人さんが一生懸命、パンを包んでは焼き続けています。ものすごく手際よく作っていますが、それを上回るお客さんの数でお店は大混雑。

f:id:hino0526:20180701174323j:plain旅行の途中なので、一箱注文。一箱で16000ウォン。

まずは、注文の列に。こちらもずらーり。長蛇の列。

やっとのことで注文が終わると、出てくるまで待ちます。名前が呼ばれるので、聞き逃さないか、聞き耳をたてて待ち続けます。

出来立てホクホクをぱくり。うーん、おいしいけど。まあただのおまんじゅうかなぁ。一箱でも20個ほど、かなり食べごたえが。

その場では2、3個ほど食べてあとは持ち帰ることに。冷えて硬くなってから食べた方が、少し美味しくなっていました。正直、個人的にはそれほど好きな味ではないかなあ。洋菓子よりも和菓子好きの人が喜ぶ味ですねぇ。

f:id:hino0526:20180701200233j:plain

日本人の書いた旅行ブログでも褒めている人がいるので期待していたのですが、ちょっとがっかり。(ネットの評価はいいので、私の舌が悪いのかもしれません。あくまで、一個人の感想ですので)

帰りは電車で帰るため、慶州駅へ。パンのお店から市街地へ。商店街があり、洋服屋さんなどが並んでいます。それなりに賑わっています。この辺りの中心地なのでしょうか。

駅に近づくとお店は少なくなり、韓国客の向けの店がポツポツとあるだけに。

慶州駅に到着。いかにも、歴史ありそうな駅舎。小さいですが、瓦葺の堂々としたつくり。1936年の建築で、韓国の伝統住居を模して建てられたそうです。

f:id:hino0526:20180701200116j:plain

改札で、帰りの便を予約しようと思うと。すでに座席は売り切れとのこと。しかも電車が出るのは1時間半近く先。

ないものは仕方がないので、席なしの釜山行きのチケットを購入。

出発まで時間があるので、チキンの焼肉のお店で食事をし、そばの市場でキムチの入った蒸し饅頭を購入。やっとのことで、時間をつぶし、駅に戻って来ます。ホームへ向かおうとしすると、なんということでしょう!

構内には、かわいいワンコがお出迎え。黒い子と白い子がいます。

東京狗という、慶州の古来の品種らしいです。東京は日本の東京ではなく、慶州が以前「東京」と呼ばれていた時代があることに由来するようです。尾っぽがないのが特徴。たしかに尾っぽがないですね。

大人しくて、カワイイやつ。

f:id:hino0526:20180701200452j:plain

地下を潜って、ホームへ。

f:id:hino0526:20180701200820j:plain

やっと来ましたが、やっぱり座席はない。しかも、お目当の車窓は時間が遅くなってしまい、真っ暗で見えず。2時間を連結のあたりで、ずーっと立ちっぱなし。辛い、旅になりました。

これにて2017年ゴールデンウィークの慶州の旅はおしまい。明日は、また釜山の街へ繰り出します。

(この時に、見損ねた古墳や、国立博物館を見るために、2018年に再訪問しました。)