「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

【韓国・大邱】韓医薬博物館で韓国医学のお勉強🎵

2日目の午前中のお散歩エリア

午前中は韓方のお店が並ぶ薬令市と、すぐ北側にある古い家屋がならぶジンコルモクという路地を巡りました。

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朝ごはんは、緑の芝生で

昨日、ヒュンダイデパートで買ったパンとサービスのコーヒーを入れて(巨大なコストコのコーヒーをサービスで提供してくれていました。ありがたや。)、外で朝食。天気もよく、気分上々♫

別の部屋に宿泊していた、韓国人の女性4人グループも外で食事をして写真をバシャバシャ撮影していました。インスタでもやっているのかな?"Original guamseowon hanok guest house"は、とっても写真映えする場所です。

今日は、大邱の街を1日町歩きする予定。まずは、昨日少しだけ通った薬令市へ。5分ほど、てくてく。

薬令市へ、西門は立派

入口には、薬令西門と書かれた大きな門が立っていました。薬に関わるモチーフが込められており、屋根の横(名古屋城ならしゃちほこがある場所)には、鹿が、門の横には薬を煮詰める男性と、すりつぶす女性の像があります。沖縄の門みたいなカラフルなデザイン。

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ちなみに夜に通った時は、ライトアップされていて、昼間よりも存在感がありました。

朝の薬令市へ

門をくぐり、薬令市の中へ。木の枝や皮、草を束ねたものなど、薬草が軒先に並べられています。どの店も似たようなものを売っていますが、1キロ近くにわたってお店が並んでることから、相当需要があるのでしょうね。

香港とか台湾にも漢方のお店はけっこうありますが、韓国の方が規模が大きいような気がします。韓国の場合は、韓方といって中国の医学とも微妙に異なるみたいです。大学にも韓方専門の学部があるらしいです。

お祭りの出し物かと思います。薬草で造られた寄せ植えです。鹿がいるので、仏教画の世界に紛れ込んだみたい。

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日本語の展示もしっかり、「韓医薬文化博物館」

てくてく歩いて行くと、第一教会を超え、お目当の韓医薬文化博物館へ。館内順路は3階からで2階までが展示施設です。規模の大きな博物館ですが、無料で観覧することができます。目の前に、お祭りのためのステージが設営されていました。

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薬令市の歴史から展示がスタートします。昔の韓国中から頼りにされていた時代、もともとは今の大邱駅のあたりにあったみたいです。日本が統治していた時代に開発利権のため、場所を追い出され今の場所に移ってきたみたいです。今では、新しく開発された大邱駅のあたりの場所の方が、少し寂れてきていて、薬令市のある場所の方が繁華街に近くなるという皮肉な状況になっています。

そんなありさまだったので、日本の統治とは折り合いが悪かったようで、薬令市は独立派の資金源になっており、弾圧されていたようです。

平日だったので途中までガラガラだったのでしたが、修学旅行の中学生?が来たら一気に混んで来ました。男の子は、友達を突き飛ばしたり、ひっぱったり、元気一杯。ちょっと邪魔くさいけど(笑)

2階は、韓方の基礎知識について展示がされています。漢方では、同じ病気でもその人の体質にあわせて治療法を変えていることだそうです。病気を体のバランスの乱れに原因を求め、そのバランスを戻してあげることがかなめになっているようです。対処療法ではなく体質改善に重点がおかれているみたいです。西洋医学ではやっと最近になって研究が始まったばかりの分野ですね。

水、金、土、火、木5つの要素のバランスが大事だそうです。薬はバランスをトト得るために使われます。

ビデオ展示は、日本語も選べるので、内容を詳しく知ることができて楽しめました。薬師の格好して写真を取れるコーナーもあり、年甲斐もなく衣装を来て自撮り。

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すっかり、楽しんじゃいました。

博物館の足湯コーナーですっきり

出口の所に足湯体験コーナーがあり、20分ほど待ってもらえるのであれば、提供できるとのこと。薬草で煮出したお湯に浸かることができます。温泉の足湯とも違って、足のむくみが取れたようなすっきりした気持ちになりました。あの薬なんなのかなあ。買ってくればよかったです。

足湯のコーナーは、ボランティアの高校生の子が運営していました。桶をあらったり辛そう。内申点とかあるのかな。

足湯を体験するには、本当は予約がいるみたいです。インターネットでもできるので、興味がある人はぜひ予約を。気持ちよかったですよ。

博物館の外にも足湯があって、近所のおじいちゃんおばあちゃんらしい人が浸かっていました。タオルはないけど、こっちならタダで体験できます。(薬草を煮出したらしい色をしていました。もしかして、一緒?)

博物館の横に、昔の薬屋さんを再現した展示が唐突にあります。鹿の剥製も展示されていますが、剥製が少し壊れかけていてちょっと恐い。

足湯の準備を待つ間に訪れた、向かいの環境博物館

少し話はさかのぼりますが、足湯の準備ができるまでの20分間をつぶすために、いったん博物館を出て付近を散策しました。薬令市韓方文化祭りの開催期間中で、多くの人で賑わっています。

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博物館の向かいには、環境をテーマにした小さな博物館がありました。ヒマなのか、ちょっとのぞいてみたら、受付の人がせっかくなので見ていってちょうだいと、熱心に「おいでおいでをします」。韓国語しかないので、展示内容はほとんど理解できなかったのですが、面白かったのが自転車を漕ぐと発電され、壁に埋め込まれたランプが光り、光の木になる体験展示。侮っていましたが、本気で漕がないと全部ランプがつかない・・。がんばったら、疲れてしまいました。

建物が煉瓦造りで、それだけでも見る価値があります。韓医薬文化博物館のすぐ向かいにあるので、寄って見てください。きっと歓迎してくれますよ(笑) 

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