あれ、さっき買った切符がない!(海外旅行の失敗談4)
中国に行くために、香港から広州へ移動するときのことです。
まずは、九広鉄路という都市内交通鉄道で香港から深セン駅へ。ここまではなんに問題もなくスムーズにいきました。香港と深センの国境?を越えてすぐのこところに駅はありますが、出てすぐに、今までの香港とは明らかに違う身構えてしまう怪しげな雰囲気。
深センは出稼ぎに来ている人が多いので北京や上海、広州と比べると、治安が悪く怖い雰囲気があります。その中でも国境付近が一番怪しげです。電車で行ける中では羅湖と落馬洲という二つの越境ポイントがありますが、古くからある羅湖がより怪しげです。しかし、深セン駅が目の前にあるので、広州へのアクセスは便利です。香港から広州への直通電車もあるんですが、値段が高いんですよね。
身構えながらも深セン駅へ。4年ほど前のことになりますが、当時は広深線の切符売り場と改札だけ別の場所にあり、探し出すだけでも広大な駅の中を30分ぐらい探し回った記憶があります。
やっと辿り着くと、切符売り場の前に荷物のチェックもされ、それまでの怪しげな雰囲気が和らいだエリアになっています。今まで緊張しながら、駅を歩き続けた反面、ここで少し気持ちが緩んでしまったと思います。
幸いなことにそれほど混んでいない、切符売り場に並んで、広州行きの切符を購入し、お金を払います。そして、このとき「切符」をもらったハズ・・
そのまま待合室に行く前に、検札があります。ここまでわずか20メートルもあるでしょうか。時間は1分程度だと思います。
あれ、不思議?
さっきもらったハズの切符がどこにもありません。落としたのかと下を見ても切符はどこにもありません。改札の周りを見てもどこにもなく。
勇気を出して、窓口の人にも聞いてみましたが、「はあ?」という半ギレを得ただけでした。
このときは若い女性の係員でした。中国で若い女性って怖い人が多いんですよね。若い男性は親切なケースが多いんですが。おじさん、おばさんは人によってすごく親切かめちゃくちゃ怖いか分かれますね。
日本人の感覚でいうと、若い女性は親切なイメージがありますが、中国でその感覚でいると痛い目に会うことがあります。切符売り場で若い女性がいたら、私は他の場所を選びます(笑)。
諦めて、他の窓口で購入をしました。当時は円が強かったので、日本円で1,000円程度と経済的に大きなダメージはなかったんですが、たいへん悲しい気持ちになってしまいました。
ちなみにホテルで荷物をくまなくチェックしましたが、切符はついぞ出てきませんでした。もらってないか、落としてとられたかのどちらかだと思います。
反省点をあげると、
セキュリティエリアの中ということで気持ちが緩んでいましたが、外国ということを忘れずに気持ちを引き締めるべきでした。特に治安の悪いエリアでは、一瞬の気の緩みが痛い目にあわせるということです。
チケットを買うときは、もらうまで気を緩めない。
チケットをもらったら、かばんの決めたところにすぐしまう。検札で見せてもすぐにしまう。
(場所を決めておくのがポイントです。)
おまけ あれお釣がは?
似たような体験談で、クアラルンプールセントラル駅からクアラルンプール空港までアクセス鉄道に乗ったときにチケットを購入したとき。
最初にお金を払って、チケットをもらいます。
すごく明るい女性の係員さんで、フレンドリーにホームへの行き方や降りる駅の説明をしてくれました。説明が終わるとバイバイしようとしますが・・。
お釣もらってないよ。
きょとんとした、不思議そうな顔をしていたら、すぐに「おー」と言って、謝りながらお釣を渡してきました。
本当に忘れていたのかもしれませんが、わざとっぽいような気がします。
あのフレンドリーな説明がお釣をごまかすためだと思うと、たいへん悲しい気持ちになります。
観光客の多い場所ほど、油断も隙もないことを忘れずに。
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