【上海】宴の後はどうなった?(2016年7月上海万博跡地訪問)
2016年7月に上海万博の跡地を探索したときの記事になります。
上海万博時のメインの建物の一つだった中国館です。万博終了後も、1年ぐらいは万博当時の展示物そのままで営業していました。その際にも訪問しましたが、中国各地からの観光客で大人気だったのを記憶しています。
そのときの思い出はコチラ
現在ではその展示も終了し、美術館に変貌しています。ルーブル美術館を上回る世界最大の美術館になったそうです。広すぎて美術品を見る集中力が切れてしまうほどでした。
旧のサウジアラビア館(月亮船)。まもなく営業を終了するそうですが、現在も万博当時の内容そのままで営業しています。外から見ると大きそうですが、中は螺旋階段ばかりで映像が流れている一周10分ぐらいのパビリオンを回るのと屋上の庭園だけなのですぐに見終わっちゃいます。
映像のフロアは圧巻の映像美は迫力満点。サウジアラビアを紹介した映像が流れています。月亮船が宇宙船になって空を飛んでるのかと錯覚する仕掛けになっており、ビンビンと伝わる3次元の音響と合わさって、素直にすごいと思える展示でした。
360度の映像と音響が魅力を高めている側面もあるので、実際に行かないと、このすごさは伝わらないと思います。
屋上庭園はかなり荒れ果てており、手入れの行き届いていない植物たちが、かわいそうな状態。歩けるエリアも限定されており、老朽化が目立ちます。
世博軸はショッピングセンターに改造されています。川の南側にある施設は概ね再活用がされているか、もしくは取り壊されて空き地になっています。
月亮船周辺は、再開発ラッシュで多くのクレーンが動いている状態でした。
川の北側に広がる巨大な廃墟群
川の北側へ地下鉄で移動します。そのなも世博会博物館駅で下車。
世博会博物館はどうも移転中だったみたいど閉鎖中。もうすぐ規模をスケールアップさせて再開業するみたいなので、今度の楽しみにしておきましょう。
博物館建設のため、ものすごく巨大な建物を修復していました。おそらく相当な規模になることでしょう。
旧の博物館は荒れ果てた造船工場のような状態になっており、今後は解体されるのでしょうか。外に飾ってある上海万博のキャラクターだけが笑顔でさみしい状態でした。
世博会博物館の周辺には当時のパビリオンが雨ざらしで放置されています。ごく一部は再活用されていますがほとんどは荒れるに任されており、異様な光景が続きます。
鉄道館です。これも廃墟に。エレベーターの施設などもそのまま残っています。壁は一部が崩落していました。
前には高速列車でも展示していたのかホームの先端部や線路なども残っています。
さくの間からパチリ。完全に放置され、雑草が生い茂っています。植木はたくましく育っていますね。
こんな状態の施設が延々と続いており、みんな廃墟なんですよ。すごい状況。
駅に近い一部の施設だけが再活用されており、あとは荒れるにまかされていました。
周りは大きなマンションがあるのでいずれは壊すなりして再活用が進むと思いますので興味のある方はお早めに訪問してみては。
私ももう一度、写真を撮りに行ってみたいなあ。
(終わり)