「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

【大阪】第二の清水寺?大阪四天王寺のそばにある「新清水寺」に行ってきました。(前編)

大阪市立博物館には、江戸時代の観光名所の浮世絵を展示しています。

 

大部分は今も続く有名どころの寺社仏閣でしたが、その中に「新清水寺」という有名な清水の舞台と見間違うような浮世絵を発見。

 

昔はこんな面白いお寺があったんだなあ。と思い記憶に残りつつもその時はそれだけで終わりました。

 

《下の浪花百景の新清水紅葉坂朧を元にしたポップスタンドが展示されていました。ここでは省略されている清水の舞台も背景として追加されています。》

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ある日、大阪で時間が余っていたので跡地だけでも見てみようとインターネットで調べてみると

どうも現存しているらしい...

これは、行かねばならんと今回の訪問してみることにしました。

 

地下鉄に乗って「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」へ。四天王寺に近いこともあり、観光案内図がありますが、「清水寺」の文字はどこにもありません。

それどころか近隣地図にも乗っていない有り様。

 

現代においては、観光名所としては機能していないようです。のっけから、ディープな雰囲気を感じさせてくれます。

 

駅から地上に出ると、阿倍野ハルカスが目に入ってきます。この向きから見るハルカスは立派ですね。ほぼ真正面かな。

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途中には、日本最古の会社と言われる金剛組ビルが、ありました。

(一説には世界最古の会社とも、四天王寺建設のため聖徳太子の指示で設立されたと伝えられています。)

真ん中の白い5階建てのビルです。

大通りに別れを告げ路地へ入っていきます。完全な住宅地。

途中から急坂になっており、石畳へ。寺社街らしい、雰囲気が出てきます。天神坂という看板がありました。

湧き水を模したモニュメントがありました。七名泉のかんしずめの井という有名だった井戸があったみたいです。私が訪問した日は水は流れていませんでした。

湧き水のモニュメントの向かいには、興禅寺というお寺がありました。不動明王を祀っているお寺みたいです。清水寺と接していましたが、別のお寺みたいです。

 

安居神社というの神社があるみたいです。ちょっと、寄り道してみましょう。

坂の下から、階段を上がって行きます。上にあがると小さな境内ながら、森になっており涼しげ。

 

行った時は静かな神社でしたが、常設でお守りなどを販売していましたので参拝客は多いのかもしれません。

真田幸村が亡くなったのがこの場所らしく、石碑と幸村公の銅像がありました。

神様は、菅原道眞を祀っているみたいです。安居天満宮と書かれた旗がありました。天満宮のシンボル梅紋がありますね。受験シーズンなどは混雑するのかな。

安居神社を後にして、さらに坂を降りていくと崖の上に清水の舞台とお寺の鐘らしきものが家々の間からチラリと見えできます。

(後編に続く)

information

安居神社

入場料:無料

電話番号:06-6771-4932

場所:〒543−0062 大阪府大阪市天王寺区逢阪1-3-24

通天閣のある新世界からも徒歩で十分訪問可能です。