「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

クアラルンプールのチャイナタウンでお寺巡り。散歩の後は亀笭膏(亀ゼリー)でクールダウンを。

クアラルンプールのチャイナタウンは、規模も大きく、ゲストハウスやレストラン、お土産やなど観光客向けの施設がそろっているので、観光客でいつも賑わっています。

良い意味でも悪い意味でもメインの通りは、観光地化されているといっても過言ではないでしょう。

食事や宿泊を、安く済ませることができるので、うまく使いこなしていくと便利ですよ。チャイナタウンに宿泊すれば、食費を含めて節約できること、間違いなしです。

一方で周辺部の通りには、昔ながらの中国文化を守っているお店も残っています。中国風の仏具を売っている店、中国風の食器がそろったせともの屋さんや日用品店、漢方薬店など、伝統的なチャイナタウンらしい雰囲気を感じることができます。

 チャイナタウンへのアクセス方法

行き方はいろいろありますが、一番歩く距離が少ないのは、ラピドKLのパサール・スニ"Pasar Seni"駅から歩いていく方法。徒歩3分ほどでチャイナタウンのアーケードへ、たどり着けます。

もう一つメジャーなのは、モノレールのマハラジャレラ"Maharajalea"駅を歩いていく方法があります。こちらは徒歩10分ぐらい。

道すがら、昔ながらのチャイナタウンの雰囲気を楽しめるのが魅力です。ただし、人通りの少ない場所を通るので、夜はやめた方が無難です。チャイナタウンの南側は少し怪しげなお店も多いので。ただ、日中であれば、人通りもそれなりにあるので、問題はないと思います。

ラピドKLアンパン線のプラザ・ラッヤット"Plaza Rakyat"駅からも歩くことができます。高速バスのステーションが駅前にあるので、バスの客引きが多いのが難点。観光客だと声かけられまくります。こちらは夜でも人通りが絶えない場所です。

また、バスを使っても市内各地からチャイナタウンへ向かうことができます。プラザ・ラッヤットを経由するバスは多いので、目印にするといいでしょう。

 観音寺と陳氏書院

今回は、モノレールのマハラジャレラ駅から歩いていきます。

駅を降りてすぐ目に入ってくるのが、黄色のかわいい色をした小さなお寺。観音寺と書かれた門がお寺であることを主張しています。

参拝客が少ないので、入るのにちょっと気が引けますが、勇気を出して中に入ってみます。

中国式にしては、装飾がシンプルです。1888年建立とたいへん古い歴史を持っているみたいです。チャイナタウンができた頃からあるのでしょうね。

人が少ないので静かに落ち着いて参拝ができました。

すぐ隣にあるのが陳氏書院。陳氏書院というと、広州にある陳氏の大邸宅が有名ですが(広州では、たいへん有名な観光スポットになっています。)、クアラルンプールにあるのは、邸宅ではなく、祖先を祀っている霊廟です。

中は、こんな感じです。さっきの観音寺よりも立派。お金持ちの力なのでしょうか?こちらの方が参拝してる人も多い(笑)

チャイナタウン中心部へ

陳氏書院を出て、北側へと歩いていくと、チャイナタウンのいちばん南端になります。

このあたりは、古い建物が残っていて、昔ながらのチャイナタウンらしい雰囲気を残しています。写真の旅行会社の看板なんていい味が出ていますよね。

そのまま、まっすぐ進むとチャイナタウンのメインアーケードに入ります。

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近代的なアーケードの下は、お土産屋さんの屋台でいっぱい。日本には持ち込みできなそうなブランド品まで堂々と売ってます(笑)(ブランド品じゃない鞄を探すのがたいへんなぐらい。)

朝ごはんを食べるときにオススメなのが、ここにある「玉壺軒」です。昔ながらの広東風の飲茶を楽しむことができます。朝の9時〜10時ぐらいには、飲茶が終わってしまうので、早起きしていってみましょう。点心3つぐらいなら10リンギット〜15リンギットでお会計できます。リーズナブルなのでチャレンジしてみてください。

 チャイナタウンでランチ

中心部の所には、ひときわ人だかりが激しくなってきます。交差点の所にある龍眼ジュースの屋台は名物店で、いつも買い求める人が絶えません。私はあんまり好きじゃないですが、地元の人にオススメしてきますね。話の種に1回はチャレンジしてみては。

交差点を右手に曲がると、昔ながらのホーカーズがあります。写真の真ん中の経済汁飯のお店でおかずとご飯を選んで食べました。手で指差せばすくってくれて、最後にご飯の有無を聞かれるだけ。英語ができなくても大丈夫!安くて美味しい。

このホーカーズの向かいにある、「漢記」という、お粥やさんもオススメ。具は、なんとコイらしいのですが、臭みもなく淡白でおいしい味です。地元の人と観光客で、いつも流行っています。

 ヒンズー教寺院 スリ・マハ・マリアマン寺院

お腹もふくれたところで、お寺めぐりを再開!チャイナタウンの西側へ向かいます。

今度は、少し趣向の違う、ヒンズー教のお寺。スリ・マハ・マリアンマン"Sri maha Mariaman Hindu Temple"寺院と言います。マリアンマンという赤い服を着た女神を祀っています。もとは天然痘の神様で、今は悪病を司る神様らしいです。

なんで、チャイナタウンにヒンズー教の寺院があるのでしょうか。周囲の建物が中華風なのでちょっと浮いています。

中に入るには靴を預けます。預かり賃が20セントとられます。なくなってもいいなら、外に置いておけば無料です。汚い靴なら誰も盗まない!

日差しを避けることができるので、休憩には持って来いの場所です。お昼寝している人までいます。ヒンズー教の方は寛容なので、観光客が休んでいても優しく受け入れてくれます。

おでこに白いのをつける儀式をやっている時なんて、一緒にしませんかと誘ってくれましたよ。

ヒンズー教の次は道教寺院へ

スリ・マハ・マリアン寺院のすぐ向かい側にあるのが、関帝廟。道教寺院です。

三国志で有名な関羽を神様として祀っています。商売の神様なんで中華圏では大人気ですね。

ながーく燃やせるように渦巻き型になったお線香。

盤状香と言います。長いものだと一ヶ月ぐらい燃え続けるみたいですよ。いかにも中国のお寺って雰囲気ですね。

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地元の人が絶え間なく、お参りに来ます。お参りの線香の煙でもうもうとしているほどです。中華系の人は、お参りの時に必ず、線香をあげていきます。私も線香をいただいてお参りをしてきました。線香はお寺の中で買うことができます。

以上がチャイナタウン周辺のお寺巡りでした。

おまけ 亀笭膏(グイリンガオ)の有名店、恭和堂でスイーツタイム♪

チャイナタウンのアーケードの一番南側と北側に、亀笭膏の超有名店、恭和堂があります。南側のお店の方が空いているんで落ちつて食べられるかな。

亀ゼリーと名前はついていますが、今は亀は使っていないみたいです。漢方が入っており健康にいいと言われています。

味はちょっと苦めで、漢方入っているな〜という味なんですが、左にある急須の中に甘い蜜が入ってるのでそれをかけながら食べると、苦味と甘みが上手く混ざり合って、なんともいえない、クセになる味になります。

最初に蜜をあまりかけないで、一口ごとに少しずつ垂らしてくといいでしょう。そうしないと最後の方は、蜜づけで激甘になっちゃいます。

小サイズが9リンギット。

食べ終わった後は、熱帯の中を歩いてほてった体が少しクールダウンしたかなーとかんじました。気のせいかもしれませんが(笑)

香港でも亀笭膏を何回か食べましたが、ここのが一番ですね。チャイナタウン以外にもショッピングセンターの中にも入っていたりするので見つけたらぜひチャレンジしてみてください。

 

チャイナタウンのもう一つおまけ情報。ラマダンの時期に行くと、町の食堂がガランとしており、食べるのに遠慮しちゃいます。

でもチャイナタウンは、「そんなの関係ねえ。」って雰囲気ですので、ラマダン中のお食事にはもってこいですよ。

中華系の人って、マレーシアに住んでてもムスリム(イスラム教徒)になる人は、ほぼいないみたいです。仏教・道教が大半で、たま〜にキリスト教って感じです。

次はどこへ行こう?

歴史的建造物を訪ねる旅

次は、お散歩の続き、東に向かって歩いてき、セントラルマーケットを目指します。セントラルマーケットから北側にかけては古くからの中心地にあたり、歴史ある建物が集中しています。マスジッド・ネガラ(国立モスク)が完成するまで、市内のメインのモスクだった、マスジッド・ジャメもあります。

 

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 モスク風のクアラルンプール駅舎を見学して、マスジッド・ジャメ(国立モスク)へ

パサール・スニ駅からの歩道橋で川を越えて、クアラルンプール駅に向かうのもオススメのルートです。

クアラルンプール駅を通り抜けると、向かいにあります。クアラルンプールの中心的なモスクです。見学時間が決まっているのでご注意ください。

クアラルンプール最古のモスク。マスジッドジャメも徒歩圏内です。


関連情報 

クアラルンプール駅から電車で30分ほど。巨大な鍾乳洞。クアラルンプールの観光スポットの中では、ヒノ的には1番です。