「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

【上海】上海浦東空港から市街地へのアクセスは何がベストなのか考えてみました。

上海の空の玄関口、上海浦東空港。日本への就航が多い、中国東方航空の本拠地なので、乗り換えのしやすい立地から利用する人は多いと思います。

 

(羽田などごく一部の空港からは、市街地にある虹橋空港への便がでています。また、杭州空港を上海として販売していることもたま〜にあるらしいですが、高速鉄道で1時間以上かかる、別都市です。)

 

海浦東空港には、上海トランスピッド(リニアモーターカー)をはじめとして、多様な交通機関が乗り入れていれており、どの交通機関がベストなのか迷ってしまうほど。

日本の空港よりも、市内の交通機関と密接にリンクしており、利用しやすくはなっていると思います。

私の体験談を踏まえて、どの交通機関がベストなのか、ご案内します。

上海トランスピッド(リニアモーターカー

海浦東空港内の駅から、龍陽路駅までを結ぶ、世界初の常設商業リニアモーターカーです。これ自体が一つの観光スポットと言えます。

乗車してみると、最初は新幹線とほとんど変わらない乗り心地ですが、途中から新幹線よりも1段階加速していくな〜というのが体感できます。新幹線以上の速度が体感できることって、そうそうある経験じゃないです。

1回ぐらいは話のタネに乗ってみてもいいと思います。10分にも満たない旅ですが、いい体験となるでしょう。

最高速度を出す時間帯は、安全のため限られていますが、体感でわかるほどの差はありません。速いものは速いのです。

乗車賃は50元(日本円で800円ぐらい)と世界初のリニアモーターカーにしては、良心的なお値段です。到着した飛行機の搭乗券を出すと、10元割引となりますので、搭乗券は捨てないようにしましょう。(上海市公共交通カードを利用した場合も同じく40元になります。)

残念なのが、龍陽路駅の場所。市街の東はずれといったところで、ここから地下鉄に乗り換えなければ、市内中心部まで行く事ができません。

延伸計画は何度も出てくるのですが、経営が上手くいってないらしく、計画が出ては延期になり、出ては延期になりの繰り返しで、工事が始まる兆しは見えません。

終点の中途半端さが、リニアの最大の欠点なんですよね。乗り換えが面倒くさいんです。

市街地まで30分ぐらい地下鉄に乗ることになります。ラッシュ時は混むので、この時間での利用はお勧めしません。

地下鉄(オススメしません)

上海トランスピッドと並んで地下鉄2号線が通っており、市街地まで場所にもよりますが10元ぐらいで行くことができます。経済的な面では最も安い手段の一つです。始発が上海浦東空港ですので、少し待てば座って乗車できるのも魅力です。

ただ、途中に広蘭路駅で必ず乗り換えが必要になります。同じホームの向かいに電車がとまっているので、乗り換え自体は簡単なのですが・・

駅に到着したとたん、オニのような勢いで人々が反対側にとまっている車両の座席を取ろうと、運動会状態です。初めて見たときは、あまりの激しさに軽く恐怖を覚えました。2回目からは、みんなと一緒に走りましたけど。

荷物を持って、乗り換えの場合は、電車を1本見送らない限り座席は手に入らないと思った方が良いです。

なんで、こんな乗り換えがあるんでしょうね?上海トランスピッドの利用率をあげるためにワザとやってるんじゃないないかと思うほどです。私は、嫌がらせ乗り換えと呼んでいます(笑)

この乗り換えがあるので、空港から市街地へ向かうとき、地下鉄をオススメできません。市街地から、空港に行くときは、広蘭路駅から浦東空港まではさして時間もかからないので、座れなくても大きな影響はないでしょうから、利用してもいいと思います。

バス

私が最もオススメするのが、エアポートバスです。他の人と一緒でない限りは、バスを利用しています。

市内の各地に路線があるので、目的地のそばまでスムーズに行けます。高速道路に直接乗り入れをするので、私が利用した限りでは、渋滞でおおきく遅れた経験はありません。おおよそ20元前後で利用することができますので、地下鉄に次いで安価な交通機関です。

バスのいいところは、荷物が多くてもきちんと下にしまってもらえるということ。大きな荷物を持って地下鉄に乗るよりもは、はるかに楽チンで移動が可能です。

路線は6路線あり

1号線は虹橋国際空港行き

2号線が上海展覧館行き

4号線が東江湾路行き

5号線が人民広場経由上海駅行き

7号線が龍陽路経由世紀公園行き(同3番出口付近)

8号線南匯バスターミナル

となっています。ちなみに3号線と6号線は廃止され欠番です。

※別に近隣都市まで行く長距離バスがあります。

さらに、当日の最終便到着後に出発し、市内を通って虹橋空港へ行く深夜バスがあります。

バスの時間などについては、上海観光局のサイトに詳しくでているので、参考にしてみてください。

ターミナル1から出発して、ターミナル2を経由する形式なので、混雑している時間帯の場合は、ターミナル1まで移動してから乗車した方がいいかもしれません。2つのターミナル間は、リニア駅を通り抜けてれば徒歩で移動可能です。また、無料のシャトルバスも運行されています。

タクシー

値段が高くつくのが欠点。150元以上はかかると思っていいでしょう。人数が3〜4人いれば、割り勘するとたいした金額にならないかも。

上海のタクシーは、かなりしっかりしているので、ぼったくりとかにあってしまう可能性は、低いと思います。しっかり言えば、メーター利用を断れることありません。(ぼったくりをするとタクシーライセンスが剥奪されてしまうらしいです。)

ホテルの場所は、筆談で伝えれば大丈夫です。メモを書いて渡しましょう。

バスやトランスピッドと組み合わせれば、少し節約できますが、時間帯によっては捕まえるのに苦労するかもしれません。

エアポートバスから降りると、大きなバス停の場合は、客引きが寄ってくることがありますが、これは避けて、流しのタクシーかタクシースタンドで待っているタクシーにした方が無難だと思います。

向こうから観光客を狙って声をかけてくるタクシードライバーは、海千山千のツワモノの可能性があります。普通のタクシーと比べて危険度が高いのでやめましょう。

 

上海市観光局のサイトにタクシーの料金表があるので、参考してください。

まとめ

ワタシ的に、一番おすすめなのが、エアポートバスです。荷物を預けられるので、いちばん楽に市街地まで入ることができますし、値段も安価です。地下鉄が混む時間帯(朝と夕方)は、バスがいちばん!

上海トランピッドも1回は乗った方がいいと思います。時速400キロ超えの体験を1回はしてみましょう!ただ、地下鉄との接続があるのでラッシュの時間は避けたほうが無難です。

上海トランピッド自体は、座れないほど混雑することはありません。万一、座れなくても7分だけですので我慢しましょう。(笑)

関連情報

本文でも2回ほど触れた、上海市観光客のサイトは情報が多く、更新も頻繁なので、これから上海を訪れる方には役立つと思います。

 地下鉄で訪れることができる水郷古鎮です。