ノンカーイ市街地から徒歩で行ける観光スポットとおすすめホテル
ノンカーイの中心部から、徒歩圏内で楽しめるスポットについてまとめてみました。郊外にも色々と魅力的な場所があるので、いっそ自転車を借りて観光してみたほうが、楽かもしれません。
ノンカーイのシンボル「ワット・ポー・チャイ」
ノンカーイの住民達がほこる、ノンカーイのシンボル的存在が、「ワット・ポー・チャイ」です。 タイ全土、対岸のラオスからも参拝客が来るほど、敬われている仏像が収められたお寺です。
ここに収めらている仏像は、もともとランサーン王朝時代に対岸のラオスで作られました。 タイへ船で運ぼうとしたときに、嵐に会い、メコン河の底深く沈んでしまいました。
必死の捜索の結果、仏像を発見し、引き上げることに成功します。 大きな街へ運ぼうとしたが、うまく輸送することができずに、このノンカーイへお寺をたてて納めることになりました。
この伝説により、今のような尊敬を集める寺院となっています。
本堂の内部には、極彩飾の壁画で仏像の辿った奇妙で偉大な運命が、壁いっぱいに記されています。
事故で河に沈んでしまう様子が描かれています。
入り口の扉あたりの絵です。
引き上げたあと、ノンカーイからよそに、運ぼうとしてうまくいかなかったときの場面でしょうか?
そして、これがその仏像です。頭にかぶっている、飾りものは金でできているらしいです。
本堂自体も立派で、見ごたえのある仏教建築です。黄色がかったクリーム色の壁が、黄金の装飾や赤色の屋根と、うまくあっていますね。
ちょっと遠景から。全体像を。
この街の人たちは、このワットポーチャイを誇りにしているようです。街の人にどこに観光に行ったか聞かれたら、ワットポーチャイと答えれば、とても喜んでくれます。対岸のラオスからも参拝に来る人がいるらしいです。
市街地から徒歩で行ける距離にあるので、せっかくノンカーイまで来たのなら、同じ仏教徒として、参拝してみてください。
職員のいない博物館「ノンカーイ博物館」
あまり、観光ガイドブックに記載がされていない「ノンカーイ博物館」。英語名は、"Nongkhai Museum Established in 2001"です。そんなに2001年設立であることをPRしなくてもいいと思うんですけどね(笑)
県立らしいので、展示内容がお固すぎて人気がなのか、はたまたタイ語しか案内がないのか、展示がめちゃくちゃしょぼいのでしょうか。 何かワケがあるのかもしれないと思いつつも、地理&歴史好きのヒノとしては、地元を紹介した博物館は、欠かさず見たいところでしたので、とりあえず訪問してみました。
小さな街に似合わず、大きな「ノンカーイ病院」を通り過ぎると、「図書館だったであろう廃墟」が見えてきて、それをすぎると博物館の看板が、見えてきました。 ちなみに、ノンカーイ病院の向かいには、フードコートがあるので昼食などを取りたい方にオススメです。
敷地に入ると、韓国人の6人ほどの観光客が途方に暮れた様子で、手すりで何をするわけでもなくブラブラしています。 そして、博物館の扉は全て閉じられたまま。
まあ、ここでかなり嫌な予感がします。おそらく、潰れたな そんな予想が頭をよぎります。
私が近づいていくと、諦めた様子で韓国人らしい団体観光客は去っていきました。
外に面した通路を歩いて、扉のない、展示室に頭を突っ込んでみると、
タイの王族がノンカーイを訪問した時の様子を写真撮影したらしい展示が残っています。電気がついていないので、ちょっと薄暗いですが・・。
必死でスマートフォンでネットで調べてみると、ノンカーイ博物館は、出て行く時にちゃんと閉めれば、勝手に入ってみることが許されているらしいです。本当かどうかわかりませんが、係りの人が朝と夜には鍵を開け閉めに来るらしいです。
半信半疑で、閉まっている扉に手をかけると鍵がかかっていません。グッと押すと、簡単に開きます。
中に入ってみると、展示物がしっかりと残っています。入って本当に大丈夫なのか、若干の不安を残しつつも、展示物をみてみたかったの、内部に侵入。横には電気スイッチがあるので、オンにすると電気もつきました。
怒られるんじゃないかとソワソワしながら、小走りでの見学になってしまいましたが、予想どうり、ノンカーイの歴史と地理に関する展示がありました。
ノンカーイの街のミニモデルもありました。
展示物は楽しめましたが、本当に入っていいのかが、いまいちわからなかったので、落ちつくことができなかったのが残念でした。
トイレの表示がありましたが、トイレだけは鍵がかかっており閉ざされていましたので、訪問する際は他所ですませてから行きましょう。
ラオスへの渡し船
街の中心部には、ラオス側への渡し船の発着所があります。食堂があったり、トゥクトゥクが待っていたりと、人の流れがある場所のようですが、渡し船に乗ることができるのは、ノンカーイ県の住民だけらしく、外国人は乗ることができないみたいです。
物品の輸出入が主のようで、頻繁に船やトラックがが行き来していました。
奥に見える税関の建物は日本のODAで作られたものらしいです。色々とやっていますね日本政府。
ターサデット市場
ラオスへの渡し船の、すぐ東側から市場が始まります。東西に500メートル近い長さがあり、メコン川に沿ってアーケードが続いています。ラオスから来た買い物客向けなのか、日用雑貨や衣料品の店が多く軒をつらねています。数は少ないですが、外国人向けのレストランやバーもいくつかあります。メコン川を眺めながら食事が楽しめるようになっています。気持ちがいいことでしょう。
一番東側のアーケードを抜けると、食べ物の屋台街になっています。朝に行っても、深夜に行ってもクローズしていたので、昼間か夕方ごろにおそらくオープンしているのでしょう。
誰もいないときに行ったら、野良犬に吠えられて、めっちゃんこ恐かったよう(><)
ノンカーイシティホテルに宿泊
バーやマッサージ店が多く並ぶ通りに位置するので、夜遅くまで遊ぶことができます。最近できたのか、新しい建物で値段以上の居心地の良さでした。プレハブのような安普請ですが、あたたかなタイでは問題ないです。それよりも、隅々まで新しく綺麗な建物ということの方が嬉しいポイント。
メコン川から来ると、看板が目に入らず、行き過ぎてしまう可能性が大です。行き過ぎたなあと思ったら、振り返ってもういちど通りを歩いてみてください。大きな看板で「ノンカーイシティホテル」と書いてあるのが目に入ると思いますよ。
私は行きませんでしたが、ホテルの敷地内にマッサージ店がありました。通りの中にもいくつかあるので、比較してみて気に入ったところに行くのがいいでしょう。
ノンカーイシティホテル向かいの"Mai's Restaurant & Bar"で晩餐
ノンカーイシティホテルのある"Nitapat"通りは、バーが軒を連ねています。ガールズバーちっくな、不健全というほどではないですが、健全とも言い難い微妙な雰囲気のお店が多いの状況です。 でもノンカーイシティホテルの真向かいにある、"Mai's Restaurant & Bar"はノリの良い居酒屋さんといった雰囲気で、お酒と料理を純粋に楽しむことができます。 いらっしゃるお客さんも女の子と話したいよ〜といった感じではなく、夫婦づれの人もいたり、まわりのお店よりも落ち着いた雰囲気です。
「バーで女の子と楽しくお話したいぜ〜」という人以外は、この"Mai's Restaurant & Bar"に来れば間違いなしです。美味しい料理とお酒を安価な料金で楽しむことができます。
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