廃駅になったノンカーイ旧駅(ノンカーイ市場駅)とノンシン公園にいってみました。
ノンカーイ駅の歴史
タイラオス友好橋を通る、ラオス(ターナレン)行きの線路ができたことにより、ノンカーイ駅は以前の市街地に近い位置から、タイラオス友好橋へ直線でアクセスできる場所に移転しました。
それが、今のノンカーイ駅です。せっかく街から遠い場所に移転してまで、ラオスへの鉄道をつくったのですが、ラオスにはシャトル便が1日2本出ているだけと寂しい状況です。これじゃあ、移転した元がとれてないだろうなあ。
↓位置関係は、下記の通りです。
旧ノンカーイ駅は、タラットノンカーイ駅(ノンカーイ市場)駅に名称が変更され、ローカル電車だけがときおり訪れる、ローカル駅として存続していました。(その時も、公式の時刻表とかには記載されていない、非公式駅でした。)
タイ国鉄には非公式駅が、他にもあるらしく、有名どころでは「戦場のかける橋」で有名な、ナムトック線にもナムトック・サイヨーク・ノーイ駅という、非公式の延伸区間があります。
その非公式駅としての運行も、今日では行われておらず、完全に廃駅となりました。
ノンカーイ旧駅はどうなっているのか見に行ってみました。
ガイドブックでも触れられていないので、何も残っていないのかなと思いましたが、地図には、旧駅としてはっきり書かれており、線路もつながっています。実際がどんな状況なのか、確認してみようと思い、自転車で訪問しました。
ノンカーイの市街地からメコン川にそって、堤防道路をサイクリング。ここが国境とは信じられないほど、静かで誰もいません。夜ならボートとかで簡単に密入国できちゃいそう。
整備がされているので、気持ち良くサイクリングできます。10分もかからず、堤防道路がなくなったので、道路にでます。砂埃がちょっと嫌でしたが、幅に余裕があるので、そんなに怖くなくサイクリングできました。
道路にでて間もなく、駅発見!
ノンカーイ旧駅
なんか、貨物駅みたいな雰囲気。屋根がなくなってしまってますが、比較的キレイに残ってますね。
市街地のノンカーイ方面に向かって。駅標がまだ残っています。
かろうじて右手に見えるのが、かつて駅前という立地を活かして賑わったであろうホテル達です。今も格安のホテルとして営業しているみたいでした。この場所は、市街地からも駅からも中途半端で、お客さんを集めるのは、なかなかつらいでしょうね。
新ノンカーイ駅側。線路もキレイですね。草が生えてきてしまっているのを除けば、今も電車が来てもおかしくなさそうな雰囲気。
新ノンカーイ駅側にも駅標が残っています。保存して公園にでもするのか、ショベルカーなどが乗り入れていました。
新ノンカーイ駅ができた後の、駅名タラットノーンカーイ(ノンカーイ市場)駅だけど、そばに市場なんてない寂しいところ。
市場
そのまままっすぐ行くと、すぐにラオスタイ友好橋に到着します。下側には公園が整備されていました。
大きく南側にまわろうと、田園や池がある地帯に自転車を向けます。豚ちゃんが放し飼いになっていました。草を食べているみたいです。お食事中すいませんねえ。
偶然出会った美しい景色
養殖池か何かだと思います。ここはめちゃくちゃキレイでした。この記事の中で、一番感動したスポット。池の真ん中に並木があるんですよ。なんのためにあるのかな?防風林というわけでもなさそうですし。
それまで木に囲まれたのが、さあっと視界が開けたと思ったら、こんなにキレイな景色。偶然の出会いですが、来て良かったと思いました。
ノンシン公園へ
これまた地図にはでかでかとのっているが、ガイドブックでは無視されている、ノンシン公園”Nong Thin Public Park”に到着。
なんでガイドブックに載ってないかって。見所がないからですね。大きな公園ですが、観光客が見ても面白いところはありません。
平日の真昼間に自転車で一周しましたが、掃除の方と地元の高校生ぐらいしかいませんでした。池があったり、運動施設があったりと、日本でいうと市民公園といった感じですね。
池とかあって、綺麗に整備はされているんですけどね。吊り橋とかもあります。口コミでは、売店があるとのことでしたが、う〜ん。見つけられなかったです。
マイマップを作ってみました。
今回、訪問した場所のマイマップを作成しました。キレイな池の場所もマークしています♪
(終わり)