生まれて初めての寝台バス(ルアンパバーン旅行記6)
約束の時間の5分前に旅行社へ到着するが、迎えはまだとのこと。
店員は若い男性に変わっていた。
端で待たせてもらうが、30分すぎても来ない。
旅行社の人もイライラしだし、
運転手に怒りの電話を何度も架けていた。
(この店はイライラしている人ばかりである。イライラ旅行社だ!)
どうも、私が出て行けば店じまいらしい。
40分ぐらいたってやっと到着し、
この後もピックアップするようで色々な場所を廻って行く。
しかし道に迷ったのか、
連絡が錯綜しているのか同じホテルを行ったり来たり、
ガソリンスタンドに寄ったりと何時になったら着くの?
バスに間に合うのと不安になるほど。
一緒に同乗している全員が不安と諦めで苦笑しあい、
心が一つにまとまったと感じるほど。
隣に座っていた中年の男性は、男性二人でマレーシアから来たとのこと、
初めてのラオス旅行で興味深いと話していた。
私も昨日、クアラルンプールを経由してきたことを伝え、
エアアジアのことを話すと話がはずんだ。
現地の女性の方も同乗しており、この人は面倒見が良かった。
頼りない運転手に変わってバスのチケットをもらってきたり、
席を教えてくれたり
(チケットにラオ語で書いてあり、どの席かわからなかった。)
と親切な方だった。
バスは韓国製の新造車で、
3列のベット二階建てになっていた。
横になれるので、夜行バスより快適だと思います。
日本にも導入して欲しいと思うが、
かつて開発中に寝台バスが事故を起こして認可が未だに降りないらしい。
日本の安全100%主義にも良い面と悪い面がある。
少しでも危険が有ると実施しない。
こと安全に関しては許容できるリスクの受け入れと
コストといった議論にはなりにくい。特に命がかかっている場合は…。
以前に乗った人たちの体験談を読むと、
満点の星空を見ることができて最高だったとの
感想が多かったが、今回はあいにくの小雨がぱらつく曇り空、
星空は諦める他ありません。><
途中に休憩が幾度もありましたが、
お店があったのは最初の1回目だけ、
キチンとしたトイレがあったのもそこだけである。
お店には干した魚を売っており、フォーも販売していた。
店中が干物のにおいで充満しており、
あまり食欲はおきなかった。
チケットにフォーの無料券がついていらしい
、後で気づいてしまったタダならもののためしに食べとけば良かったと
意地汚い後悔をした。
他の休憩ポイントでも降りたが
(運転手がタバコを吸いたいためかやたらと休憩をとる)
山中の休憩では見渡す限り、明かりがなく真っ暗、
これならさぞ美しい星空が見えれるだろうと思える光景でした。
街灯なしで曲がりくねる山道を
バスで通り抜けるのはさぞ、疲れる作業だろう。
事故が多いと言われるのも、無理のないことである。
この運転手朝方早い時間から音楽をかけはじめ、
ほとんどの人が寝ている中、車内に音楽が鳴り響く。
(このいい加減さが許されるのが南の国の良さである。
日本で同じことをしたら、怒る人が続出だろう。)
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