「旅」のことのはぐさ

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【韓国・大邱】桂山聖堂から高級感溢れるヒュンダイデパートへ夜のお散歩

こちらの記事の続きです。 今回は地図の⑨から

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階段は、「韓国独立運動のシンボル」

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階段は、日本統治下の時代の独立運動3・1独立運動」の際に、日本の警察の目を逃れて、独立派の人々が万歳をした場所と伝えられていて「万歳階段」や「3・1運動路」と呼ばれているようです。万歳は独立のシンボルだったため、日本の警察に見つかると逮捕されて連れて行かれたそうです。横に展示されていた学校の写真は、かつて独立運動に飛び込んで逮捕された人々の写真でした。

現地では、気がつかず、眺めのよい美しい場所としか思いませんでしたが、そんな歴史があったのですね。

1902年に建てられた桂山聖堂

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階段を降りて道を挟むと、お目当の桂山聖堂に到着。茶色い煉瓦でたてられており、ステンドグラスがはめられています。今から、100年以上前の1902年に建てられたそう。(現在の聖堂が建てられる前にも、木造の聖堂があったらしい。)そんなに昔から大邱ではキリスト教が浸透していたのですね。

せっかくなので、中を覗かせていただくと、一心不乱にお祈りをしている人たちがいます。それなりに人数(10人ぐらい)の方がお祈りをしているにも関わらず、物音一つしません。

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ちょっと、観光客が気軽に見学させていただくのは申し訳ないなーと思い、早々に退散。中は、比較的シンプルなデザイン、ヨーロッパで例えるとプロテスタントの教会みたいな雰囲気でした。茶色と白が基調の室内ですが、ステンドグラスはカラフル色を放っていて印象的でした。

教会の横には、漢字で「毎日新聞」と書かれた大きなビルが建っています。韓国にも、毎日新聞があるんですね。(ロゴも違うので、たぶん日本とは関係ない別会社だと思います。)しかも、漢字で書かれているの看板は珍しい。

桂山聖堂のとなりにあったカフェ

1階におしゃれなカフェが入っています。おいしそうなティラミスカフェのポスターに惹かれて入店してみることに。アメリカーノとティラミスラテ、ホワイトチョコとラズベリーのケーキを注文。

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一番期待していたティラミスはおいしいは、おいしいのですが、ティラミス粉が表面にくっついて固まってしまいます。普通に飲むと、下の液体部分だけが口に入ってティラミスにならないという欠点が発覚。無理に粉を飲みこもうとすると、粉っぽくて、咳き込みそうになるし。散々言いましたが、味はおいしいです。

アメリカーノは大きなマグカップに入っていてお得な印象。アメリカーノだから仕方ないですが、少し味が薄い。

一番おいしかったのは、ホワイトチョコとラズベリーのケーキ。ホワイトチョコの特有の癖がなく食べやく、それでいてチョコレート感はしっかりとあります。そこに、ラズベリーの甘酸っぱさが、ほどよいアクセントになっています。固めでしっとりしていてサイズも大きいので、お腹が膨れます。ぺちゃんこ餃子の後に、2人で一つ食べたら、ちょうどいい分量でした。

第一教会で野外コンサート

教会のさらに先の方に、”HYUNDAI DEPRTMENT STORE”と壁面に書かれた、石張りの大きなビルが見えます。色々と買い物をしてみたいので、行ってみることに。営業時間は何時までなのかな?6時ぐらいになっているので、「閉店する前に急げ〜」とばかりに移動します。

桂山聖堂の横を通って、裏口から出ると、ちょうど大邱を代表する場所である薬令市に。

薬令市は、韓国の伝統的な医療である韓薬の市場です。最大規模を誇る市場らしいです。6時という時間もあって、ほとんどのお店は閉まっています。

明日からフェスティバルなのですが、その準備でしょう。道の真ん中にずーっとテントが張られています。中には色々と興味深そうな展示もちらほら。明日、行くのが楽しみ。とりあえず、今日はデパートへ急げとばかりに、さっと横目で楽しむだけにして早歩きで。

少し進むと、今度はレンガづくりの教会があり、人がたくさん集まっています。こちらは、さきほど山の上で見た、巨大な大邱第一教会の旧館。歴史博物館として残されているそうです。ちょうど、オーボエの野外コンサートが始まるところみたいです。ここまで面白いイベントがあると、横目でさっさと通り過ぎるには名残おしく。少し見学をさせていただきます。

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ステキな音色でオーボエを吹き始めたと思うと・・

自転車にラジカセをくくりつけ、音量マックスで演歌のような音楽を鳴り響かせながら、おじちゃんが走り抜けていきます。あれってアリなのとつい吹き出してしまいました。

びっくりしたことに、おじちゃんが3分ほどしたら、今度は逆方向から走ってきたこと。せっかくのステキなコンサートなのに、嫌がらせレベル。(悪気はなさそうですが)

この話に続きがあってびっくりしたのが、帰りに同じ場所を通ったら、同じようにラジカセを鳴らして自転車に乗った人とすれ違ったんです。一瞬だったので確信は持てないのですが、行きに見た時と同じ青い色の服を着ていたので、同じ人・・

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午後9時ぐらいだったので、3時間ぐらい経過していたのですが、その間ずっとラジカセかけて、薬令市を爆走していたのでしょうか。ラジカセおじちゃんの話はここまでにして、続きを。

オーボエコンサートも名残惜しかったのですが、なんとしてもデパートに行きたかったので、泣く泣く切り上げることに。薬令市から、この辺りだろうと検討をつけて道を曲がると、ヒュンダイデパートに到着。

ヒュンダイデパートメントストアーで食料品あさり

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そばで見ても、高級感が溢れる立派なビルディングです。周りには高級車が停まっていました。

後で調べてみると大邱の街で一番の百貨店だったそうです。ただし、去年に東大邱駅の前に大きな新世界百貨店ができたので、一番の地位は抜かれつつあるみたいです。

庶民が入って大丈夫かなと思うほど高級感あふれる玄関にドキドキしながら入店。中は高級ではありますが、日本と似た雰囲気の普通のデパートですね。誰が入っても大丈夫そうです。お目当の地下の食料品街へ。

スーパーみたいなコーナーがあります。韓国のフルーツは、値段が安いですね。いちごはたくさん入っていて、しかもキレイでおいしそうです。ぶどうも日本よりも安い。

お菓子コーナーに行くと、日本のスナック菓子がたくさん並べられています。「しるこさんど」発見。同じ会社のバラエティサンドというのも、初めて見た。他にも全国展開していなさそうな珍しいお菓子までたくさんあります。やるな、ヒュンダイデパート

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チェジュ島の紅茶のブランド、OSULLOCのお店で椿の花のブレンドティーの試飲をしており、勧められたので何気なく飲んだら、めちゃくちゃおいしい。ついつい購入してしました。

一通り見て、帰りに明日の朝ごはんのパンを買って出たら、9時近くに。いつのまにか、地上部分の営業は終了して、地下(食品エリア)のみの営業となっていました。(直接地下から出口に出る階段を見つけるのに、少し迷った。)

1日目終了

セブインレブンに立ち寄ってゲストハウスに戻り、1日目は終了。

ゲストハウスそばの小さなセブンイレブン、おじさん1人でやっていて、買い物するたびに笑顔で、色々と世話を焼いてくれた。居心地がいいので何度か行きました。

夕方大邱着だったにも関わらず、いろいろと周ることができて、幸先の良いスタートでした。明日は、今日チラリと見た薬令市をしっかり周るぞ〜。

 

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関連情報 

大邱旅行の最初の話です。

大邱準備編 です。

書きかけの釜山旅行編、早く完成させないと忘れてしまう(><)

(サバが感動的に美味しかったです。)