ビエンチャンの偉大なる仏塔と呼ばれれる、ラオスのシンボル「タート・ルアン」
ラオスのシンボル的な存在である仏塔、「タート・ルアン」。ラオス語で偉大なる仏塔という意味です。ラオスの通貨キープにも、その姿が描かれるほど、国家のシンボル的な位置づけがなされています。
中にはブッダの骨(仏舎利)が収められており、伝説では3世紀にインドから仏舎利が運ばれた際に、建立されたと言われています。
何度か、侵略などにより破壊されており、現在のものは1930年代に修復されたものとなっています。
歩いていく道すがら・・
パトゥーサイ(凱旋門)から徒歩で歩いて行きました。20分ぐらいかかるのでオススメはできませんが、なかなか興味深い景色を楽しむことができましたよ。
途中には、カワイイサイズの遊園地がありました。観覧車の小ささは、現代のものとは思えないほどです。
私が行った時は、朝なので誰もおらず少し不気味でしたが、夜になるとライトアップされて、地元の人でごった返すほどの人気があるみたいです。(昼間は暑いので、夕方からオープンらしいです。)
遊具は、社会主義国らしい風景でした。中国でも昔ながらの遊園地はこんな感じです。
タートルアンの前にある巨大な広場。国の式典などが開催されるらしいです。社会主義国って、首都には巨大な広場がありますよね。中国の天安門、ベトナムのホーチミン廟前の広場、ソ連の赤の広場など。
ラオスのメインの広場がタート・ルアンの前にある、その名も「タート・ルアン広場」
南北に長ーく広がっており、北側は軍事博物館の向かいまで続いています。
タートルアンへ到着
やっと、タートルアンに到着。暑いので結構辛かった〜
1641年にビエンチャンを訪れた、オランダ東インド会社のGerrit van Wuysoffは、本当に金箔が貼られていたと伝えていますが、その後、中国やシャム、ビルマに略奪されて、破壊されたと言われています。
現在は、金色(というより黄土色)にペンキで塗られているだけです。
角ばったラインが特徴的ですね。伝説では3世紀にインドから仏舎利を運んできたと伝えられています。
入場料5,000キープを払うと、すぐそばから見ることができますが、内部に入ることはできません。
入場料を払って、敷地内に入ったところ。
周囲は、回廊で囲われており、回廊と塔の間は、手入れの行き届いた芝生となっています。そばで仏塔を見ると、一部ペンキが剥がれかけています。遠くから見た方が、美しいですね(笑)
回廊に腰掛けることができるので、休憩スポットとしてもオススメです。
タートルアンを囲むお寺
周りをお寺に囲まれています。かつては、東西南北に4つのお寺があったそうですが、現在は、南北に二つのお寺が存在します。
現地では、たいへん立派なお寺で、立派すぎて近寄りがたいなあ思っていましたが、ラオスで最も格式の高いお寺だったそうです。そりゃあ立派なわけですね。
裏手にはマーケットがあり、お土産などを売っています。(ラオスはどこでもそうだが、値札が付いていない。)
マーケットのそばには、トゥクトゥクも周囲に待っています。
information
タート・ルアン"ທາດຫລວງ"
料金:5,000キープ
営業時間:8:00~16:00(ただし12:00~13:00はお昼休み)
ラオス政府観光局サイト(日本語):http://www.lao.jp/page_vien.html
次はどこへ行こう?
ラオス国軍軍事博物館
ラオス国軍の軍事博物館へ行ったときの記事です。少し北側にあります。おおよそ徒歩5分程度。ソ連や東ドイツ、中国製の兵器が展示されています。実際の戦車やヘリコプター、軍用車両などが展示されており見応えがありましたよ。
スパーヌウォン国家主席記念館
また、軍事博物館から南西に進んだところに、革命後の初代国家主席になったスパーヌウォン国家主席の記念館があります。
(行ったのですが、お昼休みに当たってしまい入れませんでした。)
営業時間は、8:00~16:00(ただし12:00~13:00は昼休み、月曜日はお休み)