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Orient Travels of Hino

【上海】万博中国館の博覧会終了後の延長期間中に訪問したときの思い出

上海万博における最大級のパビリオン「中国館」、特異な形状から記憶にある方も多いと思います。

現在は、中華芸術宮として巨大美術館に生まれ変わりました。

将来は、ルーブル美術館を質・量ともに凌駕するという野心的な目標のもとに整備が進められています。

 

中華芸術宮の記事はこちら。現在は、事前予約なしの無料で入ることができますよ。

 

この記事は、それよりも前の上海万博終了直後。2011年のことになります。

万博終了後に人気パビリオンの一部が再オープンし、南京東路では万博クッズの売れ残りショップが売れ残り品の販売セールをやっており大繁盛しており、まだ人々が万博の熱気から覚めやらぬ時代でした。

その中で、中国館も再オープンされたとのことなので、訪問をしてみました。

 

当時最寄りの地下鉄駅「中華芸術宮」は万博終了後に閉鎖されてしまっており、だいぶ離れた「耀華路」駅から徒歩で歩いていきました。

下の写真は、地下鉄駅から、歩く途中に見かけた世博軸です。当時は、閉鎖されており入ることはできないようになっていました。

現在では、世博源という名前の巨大なショッピングセンターとなっています。南北1キロ、地上2階地下2階という巨大さで、中には大きな噴水や空中庭園があります。ただそばの開発が進んでいないので規模の割には、訪れている客は少ないように感じます。f:id:hino0526:20160803224045j:plain

 かなり遠い距離にあるのがわかりますでしょうか。当時は仮設トイレや車を使った移動警察署が、まだ設置されたままになっていました。

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 大きな通りですが歩行者専用になっています。

 

現在は、こちらの通りも信号などが設置されて普通の道路になっています。

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間近で撮影した画像。このあたりからバスで来た団体客と一緒の動線になっておりたいへん混雑していました。

警備員の笛がなると一定間隔で区切られた移動していくスタイルで、地方から出てきた観光客が多く押し合い、へし合い、走りあいという状態で、上海市内の他の場所とは全く違った状況が出現していました。

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入場してすぐの部屋です。映画を見るためにひたすら並ばされます。これでも会期中と比べるとかなりマシらしいです。

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ユーチューブに動画がアップされていました。映像もさることながら音響もすごいので結構感動的です。党の指導により発展したというプロパガンダ的な雰囲気はありますけど、発展を続けていく中国は羨ましいとも思いました。

新しくオープンする予定の世博会博物館にはこの映画をもう一度流す予定らしいです。

有名な清明上河図を動画にしたもの。人々が動き出し、北宋時代の都の賑わいを伝えてくれます。この展示は中華芸術宮になった現在でも残っています。芸術宮が広すぎてどこにあるかわかりませんでしたが(笑)f:id:hino0526:20160803225415j:plain

途中に窓があって外を眺めることができました。誰もいなくなった庭園という異様な光景。

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展示物の一つ。全体的に技術の進歩による生活の豊かさを強調した展示内容でした。

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環境に関する展示がありましたが、環境問題も技術発展による克服に重点が置かれているように感じました。

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技術の発展が課題を解決していくという、今の日本人にはなかなか共感しにくいテーマが貫かれているように感じました。

まだまだこれから発展していく、そして発展していけば多くの課題は消散するという価値観は、高度経済成長にある中国・上海らしいとも言えますね。

万博のメインテーマは「城市、让生活更美好」(より良い街・生活)ですから、まさに地で行った展示だったと言えます。

あれから5年以上の月日が経ったことで、中国の方々も単純な発展観から目が覚めつつあるように感じます。

 

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2016年7月の上海万博跡地の状況はこちら。当時のまま放置されたパビリオンも多数残っています。