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「旅」のことのはぐさ

Orient Travels of Hino

日帰りで飛鳥に行ってきました(後編)

飛鳥

日帰りで飛鳥に行ってきました(前編)の続きです。

亀型石造物と酒船石 

今回のお目当てだった、酒船石を目指して移動します。飛鳥寺からは徒歩で2〜3分程度ですぐに到着します。

酒船石があるところに行く途中に、これまた有名な亀型石造物があったので寄ってみました。文化保存協力金として300円を入口で徴収されます。1999年と最近になって発見された遺跡らしいです。

中に入ると大きなくぼみになっており、その中に小さな亀の形をした水の流れる石があります。本当に亀を模したものか、手みたいなものは付いてますが・・

期待していたよりも小ぶりですね。考古学的にはたいへんな価値があるのでしょうが、ちょっとガッカリです。

 

気を取り直して、酒船石を見るために小さな丘に登ります。こちらは、無料で見ることができるみたいです。

鬱蒼とした竹林の中にあり、私が訪問した時には他に誰もいませんでした。

石にくぼみがついています。これは確かに人為的なものでしょう。他の石とつないでいたようにも見えますが、この石以外にそばに大きな石はありません。

この石だけが不思議にぽつんと置かれています。

確かに不思議な石ですね。こちらは大きくて見応えがあります。外にほったらかしで風化しないのか心配になっちゃいますね。

酒船石とあわせて300円だったら納得できるんですけど、亀型石造物はだけで300円はちょっとね・・。

自分の中では二つあわせて300円だった、酒船石の保存にもお金はきっと使われるだろうと納得させて後にしました。

奈良県立万葉博物館

酒船石のすぐ隣には、巨大な奈良県立万葉文化館という博物館がありました。常設展は太っ腹の無料です。名前の通り「歌」をテーマとした展示がされています。地味なテーマですがイラストや模型をふんだんに使って興味が湧きやすいようになっています。

バブル期に造られたらしく、施設は立派です。

観覧客が少ないのが残念ですね。子供でも万葉集に興味を持って学べる施設になっていると思います、どうせ大きくなったら無理やり古典の時間で学ばせられるので、その前に興味を持っておいて楽しく学ぶことができれば損はないと思います。ぜひ、お子さんに訪問してみてほしい場所です。

大人でも万葉集というテーマですので十分楽しめますよ。下は歌垣を再現した模型です。昔の人たちは、市場が立つ時に、歌を披露しあって楽しんでいたみたいですよ。恋の歌も歌ったみたいです。

万葉館で涼んで元気になったので、今度は亀石を目指します。

途中には、遺跡をいろんなところで見かけます。日本の建物は木造なので、礎石しか残っていないのが残念ですね。

亀石

15分ほどでやっと亀石に到着。う〜ん亀?なのかなあ。

普通の民家に囲まれています。夜に見ると怖そう。今は南西方向らしいですが、いつの日か西の方角を向き、そのときに奈良盆地は湖に戻ってしまうという伝説があるらしいです。かわいい顔してるのにコワイやつです。

鬼の俎と鬼の雪隠

さらに駅の方へ向かって10分ほど歩いて行くと、鬼の俎(まないた)と雪隠があります。

こちらが鬼の俎。崖を登ったところにあります。鬼が通行人を襲ってこの俎の上で調理をしたといいます。夕暮れになってきて、人もあまり通らないところでこの伝説は不気味です。コワイコワイ。

こちらは雪隠。料理をして食べた後に用を足したというのが伝説です。

本当は俎がそこにあって、雪隠で覆われていたのが、時代を経て雪隠だけが転がって落ちてしまい、さらにひっくり返ったのが真相のようです。

人間が作ったものなのに、後世の人たちはそう思うことができなかったんですね。なんか複雑です。

吉備姫皇女王墓の中にある猿石

猿石と呼ばれていますが、本当は渡来人をかたどったもののようです。たいへん奇妙な石で、日本にあるものとは思えいないようなデザインをしていますね。みんな外に保降りっぱなしだけど大丈夫なのかな。そのうち、風化してまん丸になっちゃいそうな気がします。石にとってはずっと埋まっていた方が良かったんじゃ・・。

吉備姫皇女王は、飛鳥時代の王族で、有名な大化の改新の時の孝徳天皇のお母さんです。猿石とはもともと関係なく、江戸時代に近くの田んぼから猿石が出土したのを、吉備姫皇女王墓に設置したらしいです。

コンクリートの柵で覆われており、柵の外からの見学になります。王族の墓なので、宮内庁管理です。

すぐ隣には、欽明天皇の陵墓と伝えられる堀に囲まれた大きな古墳がありました。大きすぎて山にしか見えなかったです。地図を見ないと、人工物とは思えないです。

中に入ることができる古墳、岩屋山古墳へ

駅の裏手にある、岩屋山古墳へ。マイナー観光地で、そばまで行ってもどうやっていくのか迷うほどですが、古墳の中に入ることができる場所です。

階段を上ると、お〜

自由に古墳に入ることができます。

中は10メートル程度ですが、とっても涼しい。石で囲われており、古墳らしいです。入口を閉じられたらもう出られないですね。

石舞台古墳も行ってみたかったんですけどね、時間切れで断念しました。今回、訪れた場所は本当に限られた部分で、飛鳥にはまだまだ行ってみたい場所を残しての訪問となりました。また、秋になって涼しくなる頃に訪問してみようかな。

(終わり)

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