出国しようとしたらパスポートが見つからない!(海外旅行の失敗談1)
海外旅行に行くと、大なり小なり、なんらかのトラブル、起きるものです。 私のやってしまった失敗談を大公開したいと思います。
「あほやなあ」と笑ってください、ただし繰り返さないように気を引き締めてくださいな。 不幸にして、同じ目にあった人には、解決策として参考にしてください。
パスポートがない
まずは、第1弾。 「ボーダー(出国審査場)に入る前にパスポートをチェックされたので出そうとしたらパスポートがない。」の巻
ジョホールバルのホテルから、シンガポールへ行こうと、マレーシアのボーダーに向かう途中、ボーダーの入口のところで外国人旅行者らしい人は止められて、パスポートの所持をチェックされています。
「めんどくさいなあ。」、と思いながらリュックを下ろして、パスポートの入っている小さな袋を出そうとしたら
いつも入れている場所に、
「パスポートがない」
係員がつかっている机を借りて、全部の荷物を出してみますが、やっぱりない。
(風呂敷まで紐解いて、汚れた洋服まで出して見てみますが、それでもない。)
やってもうた〜。と頭真っ白。
こんなときは、黄金の3か条
1.まず落ち着こう。深呼吸をしてみてください。焦っていては、解決策も思い浮かびません。
2.最後に使ったのはいつか考えてみよう。
3.最後に使った場所から今いる場所までの間で落としそうな場所をしっかり探そう。
※1が一番大事。頭まっしろになると何も考えられませんからね。この3箇条でだいたいなんとかなるもんです。3箇条を実践しても見つからない場合は、警察に行って紛失書類をつくってもらって、大使館に行ってください。帰国のための書類を発行してくれるはずです。 大使館も領事館も何もない国の場合は、そばの国の大使館がその国を管轄しているはずです。迎えに来てくれるはずですので、相談しましょう。
考えよう!考えよう!
そーだ、昨日の夜にホテルの金庫に入れたままだ!
警備の警察官に、「ホテルに忘れてきたと思う。」と伝えると、 「探してこい。それでもなかったらまたここに来なさい。」と優しいお言葉。
パスポートのない怪しげな外国人は、すぐさまタクシーに乗ってホテルへ。
普段は見向きもしないクーポンタクシーに飛び乗りました。行き先で料金が決まっているのですが、ちょっと高い。
ホテルのフロントへ。 ちょっとチャラそうなお姉ちゃんが、だるそうに対応してくれます。
金庫に忘れ物しちゃったので探して欲しいというと。
「何を忘れたの?」と聞かれます。
パスポートの入ったバッグと伝えると
「ワーオ!」とフロントのお姉さんがたいへん慌ててくれました。 すぐに無線で探すように依頼してくれます。
ホテルのロビーで待っていたのですが、待っているときの心境はまさに胸がはりさけそう。 心の中で、仏様に何回もお祈りしましたよ。
しばらくすると、ボーイの方が見覚えのある、小さなバッグを持って降りてくるではありませんか。
私にとっての最高の「サンキュー ベリー マッチ」は、このときだったと思います。
探してくれたボーイさんもフロントのお姉さんも笑顔で見送ってくれました。
タクシー代を損したぐらいで、うまく収まったので本当に良かったのですが
偶然に支えられて大事に至らなかっただけです。 ちょっと考えられるだけでも、下のような結末になったかもしれません。
①その日は、夜行列車でジョホールバルからクアラルンプールへ向かう予定で、シンガポールへ入国したのは、ただの気まぐれでした。もし、クアラルンプールへ行っていたら、明後日のホテルチェックインまで判明しなかったでしょう。帰国も予定どおりできなかった可能性があります。ちなみにジョホールバルとクアラルンプールは、バスで5時間、飛行機でも1時間かかります。パスポートなかったら、国内線とはいえ、たぶん飛行機に乗れないので、バスで往復10時間。「ワーオ」
②厳しい国なら、不所持の時点で警察に連れて行かれたり、罰金をとられた。 (いちばん厳しいのは、私が知っている限り日本だけどね。)
③ホテルがいい加減で、清掃員が懐に収められた。 (袋の中には、予備のクレジットカードが入っていました。)
まあ、海外に行ったらパスポートは大事です。 パスポートとクレジットカードがあれば、あとは何にも無くなってもなんとかなります。 命の次に大事なパスポートというのは、大げさじゃないですよ。
それが無いとホテルだって宿泊できないですからね。
探しても見つからない場合
万が一、探しても見つからない場合は、最寄りの大使館か領事館に電話をして相談するしかありません。 大使館がない場合は、隣の国の大使館に相談してみてください。危険な国でない限りは、救援に来てくれると思います。 (かかった費用は、あとで請求されるのでご注意を)
外務省の大使館の一覧があるのでここから、最寄りの国を探してください。 駐日外国公館ホームページ | 外務省
でも、安易に電話する前にしっかりと周りを探してみましょう。できる限りのことをすれば、意外と解決するものですよ。 今の時代、パスポート狙いの泥棒なんて少ないですからね。