「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

台北経由でバンコクへ(タイ東北部・ラオスビエンチャン旅行記1)

2015年12月に訪れた、2度目のラオスの旅。一部を抜き出して、記事にもしてきました。

タイ東北部イーサンとあわせて、時間が少ない中、移動ばかりでしたが、穏やかな人々にふれあい、思い出深い旅となりました。一方で、経済的な貧しさに見舞われてる地方であることが、旅を通して見えてきます。今回の旅行について、思ってことを思いつくまま、時系列で書いていきたいと思います。

余裕のない航空券

 関西国際空港で、改めて旅程を確認すると、台北での乗り換え時間が1時間ほどしかない上に、ターミナルが別々であることに気づきます。本当に、こんな時間で乗り換えできるのと不安になりながらも、もう買ってしまったのだから仕方がないのですが、本当に乗り換えられるのだろうか。とても不安になります。

 空港の受付カウンターでは、台北桃園空港でのターミナル移動の方法を丁寧に教えてくれました。ターミナル間をつなぐ、電車に乗車しなければならないようですが、入出国手続きは不要なようです。

 そういえば、以前に台北にいった時にターミナルを間違えて、移動した時に列車が二つに分かれていて、片方はセキュリティエリア、もう片方はオープンエリアにつながっている仕組みだったなあと思い出します。あの時は、オープンエリアの方に乗っりましたが、まさか自分がセキュリティエリアで移動をすることになるとは思いもよりませんでした。

 本当に乗り換えられるのか、空港のカウンターで聞いてみますが、日本の航空会社が受付を代行しているだけなので、「販売している以上、可能であるとは思うが‥」というあいまいな返事しか得られなかった。

 幸いなことに、飛行機は、空港を定時どおりで出発してくれました。機内食も美味しかったが、アルコールを楽しむ気分には、まったくなれません。遅延したら、台北で1日過ごさなければならないのでろうかと、不安ばかりが頭をよぎります。

 経由地の台北桃園空港には10分ほどの遅れで到着。ほぼ定刻どおり。これならなんとかなるかな。

早く降りようと、慌てて手荷物をまとめ、飛行機を降りる。ゆったりと降りていく、他の乗客が少し恨めしい。ボーディングブリッジを渡り終えると、「バンコク行きへ乗り換えのお客様はいらっしゃいますか?」とチャイナエアラインの女性職員が札をもって立っています。飛行機を降りた時に、いつも見かける光景だが、そうか時間が少ない時に案内してくれるために探していたのかと初めて合点がいきました。

「バンコク行きです。」と告げると、この乗り換えは私一人なのでしょう。ついて来るように指示をされます。特に急ぐわけでもなく、普通の速度で案内をしてくれます。慣れた様子で、ターミナル移動の電車に乗せてくれ、20分とかからず、搭乗口まで案内をしてくれました。こんなに手厚くサービスしてくれるなら、時間の少ない乗り換えも悪くないですね。帰りの便でギリギリのスケジュールをとって、次の日に影響出たらまずいですが、行きの便で次の日にさらにどこかに行くのでなければ、遅れても構わないですからね。短い時間で乗り継ぎできたらラッキーぐらいの気持ちで予約してもいいのかもしれません。

台湾からバンコクへの旅。先ほどの機内とはうって変わり、日本語は一切聞こえてきません。海外来たなあと、満足感と緊張感が入り乱れた独特の感情がみなぎってきます。またしても、機内食がでてきます。「もう食べられない!」、と思いますが、美味しい中華料理だったので結局ペロリと食べきってしまいました。安心したので、台湾ビールもいただきました。

あ~あ、また太っちゃうなあ。

スワンナープ国際空港に到着

お腹がいっぱいになった後に、うつらうつらと寝ていると、あっという間にバンコク、スワンナープ国際空港に到着。以前にLCCを使った時に降り立った、古色蒼然としたドムンアン空港と違い、近代的で美しいターミナルです。

深夜12時頃の到着にも関わらず、入国手続きのカウンターは長蛇の列。これだけ並んでいるにも関わらず、空いているゲートは二つだけ。これは厳しいなあ。

 

30分以上かかり、入国手続きを終えますが、市内行きのアクセス電車、エアポート・レール・リンクは、すでに終電がでてしまっている時間。このことは予想していたので、今日は空港のロビーで休むことにします。

ありがたいことに到着ロビーにもベンチがたくさんあるので、端っこに寝ている人がいるところに、空いているベンチを見つけ、横になりました。もう夜遅い時間ということもあり、すぐに眠りに入ります。

 

朝5時半頃、そろそろ、騒がしくなってくる時間ですので、いつまでもここにいるわけにも行きません。シャワーを浴びようと、あらかじめチェックしてあったノボテルホテルへ移動を開始します。

空港ホテルのノボテルホテルは、予想以上に立派なホテル。中には、タイらしい南国ムード溢れるプールや、最上階まで伸びる巨大な吹き抜け、凝った料理がでてきそうなレストランなど、明らかに高級ホテルといった雰囲気。ただでさえ慣れていないうえに、徹夜明けの飲み会帰りとなんら変わらない、ひどい格好。

高級ホテルで「シャワーどこですか?」なんてカウンターに聞く勇気は、私の中にはどこにもありません。2階になるということだけは、事前情報として調べていたので、なかをウロウロと探してみます。

ボーイの前を通る時は、呼び止められないかビクビクしながら、館内を探索。これまた20分ぐらいウロウロしたうえに、目当てのフィトネスセンターを発見。受付のお姉さんは、汚らしい格好の私にも笑顔で対応してくれました。

カードで支払いをすませると、タオルを渡してくれ、シャワーとジャグジーまで案内してくれます。残念ながらフィトネスセンターは使用不可で、あくまでもシャワーとジャグジーの利用だけが可能みたいです。飛行機に長く乗って体が硬くなっていたのでフィトネスしたかったなあ。

シャワーとジャクジーは使い放題。汗を流して、顔を洗うと、生き返るようです。ジャクジーで温まることができたのは最高でした。やっぱりお風呂は大事ですね。タオルを返しに行った時には、満点の笑顔で「コップンカー」。さすがの高級ホテルですね。

お金がたくさんあれば、深夜に到着しても、ノボテルホテルに泊まることができるのと思いますが、よっぽどの高給取りにでもならない限りは、おそらく節約して旅行回数を選んでしまうだろうから、誰かと来て、無理やり付き合わされない限りは一生縁がないだろうな。

エアポート・レール・リンクでパータヤイ駅へ移動し、8番ラーメンを

心身ともにリフレッシュしたところで、エアポート・レール・リンクに乗車します。チケットを自動販売機で買って、乗車するだけ。日本となんら変わりません。近代的な車両に乗り込むと、かなりのスピードを出して市街地まで運んでくれます。

これもドムンアン空港のタイ国鉄にラッシュアワーにまみれながら、大きな荷物を持って難儀したのとはえらい違いです。バンコク市内につくと電車は止まり止まりで、駅でもないところで人がポンポン降りていく始末でした。

 

終点のパヤータイ駅に到着。目の前にあったショッピングセンターがちょうど開店時間だったようなので入ります。何か、朝ごはんを食べようと思ってさまよってみます。いろいろなチェーン店が入っていますが、値段が高いうえに、あんまり美味しくなさそう。と迷っていると、8番ラーメンが目に入ります。

日本国内では北陸ぐらいしか見かけないのに、なぜか中国やタイでは大都市の一等地に出店しており、結構な人気を得ているラーメンチェーン。国内も含めて1回も食べたことがなかったので、ものは試しと食べてみました。汁なしラーメンを注文しました。クセもなく万人に受け入れられる味です。甘辛いタレがついたチキンとラーメンが結構マッチングしていました。f:id:hino0526:20160626205541j:plain

値段がショッピングセンターに入っているお店の中では、比較的リーズナブルだったのがありがたいです。日本で営業しても他のラーメンとの差別化が難しいのかもしれませんが、外国でこの味がでていれば十分でしょう。

値段がもし安ければ、日本でも十分受け入れられると思います。

(続く)

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