「旅」のことのはぐさ

タイトルの「ことのはぐさ(言の葉ぐさ)」とは話題のことです。旅の話題を幅広く掲載したいと思っています♪

ノンカーイで最も人気の観光地、奇妙な仏教テーマパークの「サラケオク」に行ってみました。

タイ東北部で、ラオスとの国境に位置する、小さな街「ノンカーイ」。

のんびりとした、小さな街ですが、そんな街ににつかわしくない、強烈なインパクトを持つ奇妙な寺院(宗教施設)があると聞き行ってみました。

自転車をこいで、こいで、サラケオクへ

少し、市街地から離れているので、まずは自転車を借りて、ひたすらに国道を走ります。ゆるやかですが、一つ峠を越えるので、途中までは上り道で途中から下り坂。全力で漕いでも20分ぐらいかかりました。

最後に路地に入ると、また登り。遠目に、大きな仏像が見えてきます。「あと少し〜」となんとか頑張って到着。 他にも自転車できた人がいるようで、ゲストハウスのネームがついた自転車が数台置いてありました。

私が行った時は、トゥクトゥクは待っていませんでした。もしも、トゥクトゥクで行きたい場合は、連れて行ってもらったトゥクトゥクに迎えにきてもらいましょう。

入口に売店があったので水を購入して、入場します。現役の宗教施設としても、使われているらしく、比較的手入れが行き届いています。(創始者がなくなったことで、退潮してるのか、端の部分に荒れているところもありましたが・・)

まるでヤマタノオロチ。強烈なムチャリンダ。

下の像は、ムチャリンダらしいです。ムチャリンダは、ブッダが瞑想している姿に感動し、体をブッダに巻きつけて雨や風から守ったと言われています。ラオスやタイのお寺では人気者でよく見かけます。

この像の蛇は、禍々しすぎて、まるでヤマタノオロチです。どうみても守ってくれそうには、見えない・・ ですよね。

この中に入るには、別料金がいるみたいです。目の前にある売店の方が、オススメをしてきました。(お金がもったいなかったんで断っちゃいまいた。)

外から、パシャり。この像が、このパークのメインらしいです。円に沿って、誕生から死までを表現した像がならんでいます。

たくさんの仏像たち

結構、広くて、たくさんの仏像があります。昔、信者の方が、技術もないにも関わらず、信仰心でがんばって協力して作ったらしいです。これだけ、立派なパークをつくらせた、創始者バンルーリナット・スーリナット(Bunleua​​ Sulilat)の魅力はすごかったのでしょうね。

なぜか、大量のサボテンが・・。これにも宗教的な意味があるのかな?

コンクリートを塗らずに、建築を放棄したらしい仏像もありました。

この場所に建てた理由は、コンクリートが手に入りやすかったららしいです。メコン川を船で運んだそうです。

たくさんありますが、ムチリンダが、いちばん目を引きますね。

中心にある建物へ

中心部には、3階建ての大きな建物があります。研修施設としても、使われていたような雰囲気があります。信者の方がとまったり、修行したりしたのでしょうか?

中の一部は、博物館になっており、中にも仏像がたくさんあります。

ものすごい量です。3階には、創始者バンルーリナット・スーリナットのミイラが安置されているらしいです。

サラケオクの歴史

このサラケオクを建てた、バンルーリナット・スーリナットは、ノンカーイ生まれと言われています。若い頃の、お師匠さんの名前がサラケオクだったので、公園の名前につけたとのことです。

サラケオクを建てる前に、ラオス側にも似たような寺院を建設しています。こちらはブッダパークと言われ、ラオス政府が観光地として運営しています。

ブッダパーク(ワット・シェンクアン)は、現役の宗教施設ではなく、完全な観光地として運営されており、規模もここより小さいらしいです。すぐ対岸にあるので、興味のある方は、あわせて訪問してみると良いでしょう。

ラオス社会主義政権が樹立した時に、自由を求めて亡命し、タイにもう一度、理想のお寺を建設したのが「サラケオク」です。

結構、たいへんそうな人生を歩んでますね。人々を動かし、これだけのお寺をつくりあげたのだから、相当なカリスマの持ち主だったのでしょう。

ちょっと、変わりだね扱いをされていますが、職員の方は、概ね親切で、掃除も行き届いており、今でも信仰心によって支えられいる部分が大きいと思います。

楽しみながらも、奇妙だ奇妙だと騒ぎ立てるのではなく、節度をもって訪問するのがいいと思います。

サラケオクの隣に、爬虫類園?がありましたが、ネットで調べても、全く情報がでてきませんでした。どんなところなのでしょうか。すぐそばにありますので、もし行った方は、教えてもらえると嬉しいです。

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この後に、自転車で訪問しました。

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